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限界Lovers
第26章 決戦は金曜日
アユミさんは用事があるとかでそこで私は放流された。
「じゃあ気を付けて家に行きなさい」
「はい・・・」
「夕飯までには帰るからまた後でね」
手を振って別れ、どっと疲れる。
・・・今日も帰らなかったら遥斗、どう思うんだろう。
呆れる?心配する?
連絡くらい入れた方がいいんだろうか・・・
色んな事を考えながら足は遥斗の家の方に向いていた。
「・・・あ、お土産買って行こう」
思い立って一番近くのデパートの地下街をぐるりと巡り、前貰って美味しかったプリンに決めた。
プリンを買ったために更に大荷物な私。
RRRRRR・・・
――――と、その時着信が鳴った。
ゴソゴソ携帯を探り画面を見ると発信者は遥斗だった。
遥斗が電話をくれた・・・
そう思ったらただ電話をくれただけなのに嬉しくて泣きそうになり、慌てて電話を取った。
「・・・もしもし」
『もしもし、みなみか!?』
「うん・・・」
『良かった・・・家に帰ったんだな?』
「・・・・・・・・・」
家には帰った。
帰ったけど荷物を取りに行っただけ。
『昨夜帰って来ないから心配したんだぞ』
・・・追いかけて来てもくれなかったくせに。
さっきまでの喜びから一転黒い靄が胸を覆う。
『どこに泊まったの?』
「友達のとこ・・・」
『友達って誰?』
「・・・・・・」
黙り込んだ私に遥斗は『まぁいいや』と話題を変える。
『俺早く帰るから。帰ったら話そう』
「・・・・・・・・・」
『みなみ?』
「日和さんは?」
『・・・今日は帰すから』
「今日は・・・ってことは昨夜は帰らなかったんだ?」
やっぱり泊まったんだ・・・
ガラガラと足元が崩れていく。
「今日帰るかだって分かんないじゃん!昨日だって全然話にならなかったのに・・・」
『みなみ・・・』
「・・・私、日和さんがいる限りは帰らない」
『!』
「日和さんがいるあの家は私の居場所じゃない!」
『だから今日は必ず・・・』
「ならちゃんと話つけてから連絡してよ!・・・どうして遥斗と日和さんが親しそうなのかは分からないけど私帰らないから!遥斗と日和さんがそうなるならそれまでだから!」
『だから話を!』
「しない!」
「じゃあ気を付けて家に行きなさい」
「はい・・・」
「夕飯までには帰るからまた後でね」
手を振って別れ、どっと疲れる。
・・・今日も帰らなかったら遥斗、どう思うんだろう。
呆れる?心配する?
連絡くらい入れた方がいいんだろうか・・・
色んな事を考えながら足は遥斗の家の方に向いていた。
「・・・あ、お土産買って行こう」
思い立って一番近くのデパートの地下街をぐるりと巡り、前貰って美味しかったプリンに決めた。
プリンを買ったために更に大荷物な私。
RRRRRR・・・
――――と、その時着信が鳴った。
ゴソゴソ携帯を探り画面を見ると発信者は遥斗だった。
遥斗が電話をくれた・・・
そう思ったらただ電話をくれただけなのに嬉しくて泣きそうになり、慌てて電話を取った。
「・・・もしもし」
『もしもし、みなみか!?』
「うん・・・」
『良かった・・・家に帰ったんだな?』
「・・・・・・・・・」
家には帰った。
帰ったけど荷物を取りに行っただけ。
『昨夜帰って来ないから心配したんだぞ』
・・・追いかけて来てもくれなかったくせに。
さっきまでの喜びから一転黒い靄が胸を覆う。
『どこに泊まったの?』
「友達のとこ・・・」
『友達って誰?』
「・・・・・・」
黙り込んだ私に遥斗は『まぁいいや』と話題を変える。
『俺早く帰るから。帰ったら話そう』
「・・・・・・・・・」
『みなみ?』
「日和さんは?」
『・・・今日は帰すから』
「今日は・・・ってことは昨夜は帰らなかったんだ?」
やっぱり泊まったんだ・・・
ガラガラと足元が崩れていく。
「今日帰るかだって分かんないじゃん!昨日だって全然話にならなかったのに・・・」
『みなみ・・・』
「・・・私、日和さんがいる限りは帰らない」
『!』
「日和さんがいるあの家は私の居場所じゃない!」
『だから今日は必ず・・・』
「ならちゃんと話つけてから連絡してよ!・・・どうして遥斗と日和さんが親しそうなのかは分からないけど私帰らないから!遥斗と日和さんがそうなるならそれまでだから!」
『だから話を!』
「しない!」