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限界Lovers
第27章 鈴木将太の憂鬱4
次の日の夜、バイトから帰るとみなみちゃんの彼氏が先に階段を登っていた。


「飲み過ぎなんだよ!」


「やめて・・・触らないで・・・孝太郎以外に触られたくない・・・」


「人の事襲おうとしといてよく言うよ!なら孝太郎呼んで帰れ!」


「帰れないいい!!」


「うるさい・・・本当頼むから帰ってくれ・・・」


これは・・・


みなみちゃんの彼氏が抱えているのはみなみちゃんじゃない。
・・・もしかして見ちゃいけない場面?


それとも・・・別れた!?


ドキドキしながら二人を見ていると気配に気づいたのだろうか、彼氏が振り向く。


「あ・・・」


「どどど・・・どうも!」


彼氏は僕を見つけると凄い勢いで手招きする。


「ちょっと・・・鈴木、来い!」


「えっ・・・?」


「早く早くっ!」


言われるまま小走りに駆け上がると彼氏は女の人の肩を僕に渡した。

「うわっ!重っ!!」


細いのにズッシリと体重が乗り思わずよろける。


「あー重かった」


彼氏はスッキリした顔で肩を回しているけれど・・・


「重いですー・・・それに誰ですかコレ」


「ん?学生時代の友達」


「ええっ友達?友達連れて帰るんですか?それにみなみちゃんは?」


「・・・みなみはいない」


「・・・・・・」


やっぱ別れた!?
で早速お持ち帰り??


「先に言っとくけど別れてないから」


ドキーッ!!


「間違っても“僕のターンが来た”とか思うなよ!」


「そ、そこまではさすがに思ってないですよ!でもみなみちゃん居ないのに女の人連れ込むなんてヤバくないですか?」


「それは・・・大人の事情だ」


・・・厭らしい言い方。
この人もみなみちゃんが居なければ浮気とかしちゃうんだろうか。


「あの・・・みなみちゃん泣かすのはやめてくださいね」


「分かってるよ」


彼氏は急に無口になった。
僕はこの人の名前を思い出そうとして・・・


アキト?ハルト?夏とか冬じゃなかったよな・・・


そんなことを考えていたら隣の部屋に着く。
彼氏が鍵を開け・・・


「鈴木、こいつをソファに」


「は、はいっ」


なんとか靴を脱がせ女の人を引きずるように中に入れる。


「んー・・・遥斗・・・もっと優しく・・・」


おお・・・ハルトだったか!



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