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限界Lovers
第27章 鈴木将太の憂鬱4
「ハルトさーん!連れて来ましたから僕もう帰り・・・」


振り向いて「遥斗さん」を探すと目頭を抑えうずくまっている。


「えっと・・・遥斗さん?」


「片付いてる・・・」


「へっ!?」


「この部屋・・・泥棒が入った後みたいだったのに・・・」


ボソボソ何かを呟き遥斗さんは床に突っ伏した。


「みなみ・・・みなみ・・・」


「・・・・・・」


何?
みなみちゃん召喚の儀式!?




えっと・・・なんか面倒くさい展開になりそうだから早いとこ帰ろうと思う。


「じゃあ僕はこれで・・・」


ソロソロとこの家から出ようとすると・・・


「待て!」


「ひいっ!!」


手首をガッチリ捕まれた。


「みなみ泣かせない為にも帰るな・・・朝まで付き合え!」


「ええっ!!」


「もうお前も他人じゃないんだ!」


「他人ですよ他人・・・思いっきり他人じゃないですか~・・・」


でも遥斗さんの目は大マジで。



「・・・・・・・・・」




結局・・・弱っちい僕は・・・


遥斗さんに言われるがままこの部屋に残ってしまったのですが・・・







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