この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
限界Lovers
第28章 Difficult problem
翌日、また会社帰りにみなみのバイト先に行った。
でもみなみの姿は見えなくて、昨日聞いた店員にまた聞いてみると「辞めた」という。
「えっ・・・だって昨日は休んでるって」
「あの後電話があって昨日で辞めました」
そんな馬鹿な・・・
「彼女がどこにいるか知りませんか?」
「知らないです」
「・・・辞めた理由は?」
「ちょっと分かりませんね」
刺々した対応で店員は逃げるように去って行った。
これはショックを受けるなという方が無理だ。
あの時みなみを出さなければ良かった。
まさか本当に何かあったんじゃ・・・
警察に連絡した方がいいんだろうか。
それとも愛想尽かされた?
悶々と考えて更に落ち込む。
そしてそんな俺を見てほくそ笑む姉貴がまた居たなんて勿論気づくはずもなく・・・
店から出ると意味もなく空を見上げた。
今夜は星が良く見える。
それが皮肉に見えてすぐアスファルトに目を落とす。
・・・もしこの先みなみが戻って来なかったらどうしよう。
こんな風にみなみが居ない日常が当たり前になっていくことを想像してしまったら恐ろしかった。
情けないけどみなみが居なければ生きていけないとすら思えた。
でもみなみの姿は見えなくて、昨日聞いた店員にまた聞いてみると「辞めた」という。
「えっ・・・だって昨日は休んでるって」
「あの後電話があって昨日で辞めました」
そんな馬鹿な・・・
「彼女がどこにいるか知りませんか?」
「知らないです」
「・・・辞めた理由は?」
「ちょっと分かりませんね」
刺々した対応で店員は逃げるように去って行った。
これはショックを受けるなという方が無理だ。
あの時みなみを出さなければ良かった。
まさか本当に何かあったんじゃ・・・
警察に連絡した方がいいんだろうか。
それとも愛想尽かされた?
悶々と考えて更に落ち込む。
そしてそんな俺を見てほくそ笑む姉貴がまた居たなんて勿論気づくはずもなく・・・
店から出ると意味もなく空を見上げた。
今夜は星が良く見える。
それが皮肉に見えてすぐアスファルトに目を落とす。
・・・もしこの先みなみが戻って来なかったらどうしよう。
こんな風にみなみが居ない日常が当たり前になっていくことを想像してしまったら恐ろしかった。
情けないけどみなみが居なければ生きていけないとすら思えた。