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限界Lovers
第28章 Difficult problem
「本当?」


「ホントだよっ!」


「鈴木さん・・・」


目を潤ませた女子校生と鈴木はひしっ!と抱き合った。



・・・あーあ、
満足気な彼女とどうにでもなれという感じ丸出しな鈴木。
それでも二人は丸く収まったようだ。



そのまま二人は鈴木の部屋に消えて行き・・・





「嘘じゃん弟なんて・・・分ってたけど」


俺は日和と二人きりだ。



「それにしてもあの子達は続かないね」


「・・・分かんないだろ」


「私と遥斗みたいに?私たちも続かない続かないって言われ続けて結局二年だもんね」


「昔の事だけどな」


「昔の事だけどさ・・・思い出話よ」


カチッと缶チューハイのプルタブを抜いて日和が煽った。


「・・・なぁ、お前相変わらず料理とかしないの?」


「何?作って欲しいの?」


フフっと笑い柿ピーを摘んでまたチューハイに口を付ける。


「作って欲しくなんかねーよ。でもさ、30までにはそういう生活やめれば?」


「仕事疲れるんだもん」


「じゃあ買ってでも飯は食えよちゃんと」


日和が体を壊そうが今の俺には知った事じゃない。
でも注意するのは少なからず情もあっての事だけど・・・


「・・・・・・気が向いたらねー」


もしゃもしゃ柿ピーを食いながら流す。
そういう女だ。


「“孝太郎”から連絡あったらしいけど」


「知らなーい」


「そろそろ逃げてばっかいらんねーんじゃねえの?」


「・・・それ彼女に言ってやれば?」


「みなみは関係ないだろ」


「今日も帰って来なかったね、彼女」


「俺の話にすり替えるなよ」


「本当の事じゃん」


・・・相変わらず話にならないのか。
ため息をついて目線を外すと日和のスマホが目に入った。


「黙って出てきてこのままで済むと思うなよ・・・結局逃げてるだけだろ」


「・・・・・・・・・」


スマホを手に取り日和の目の前に。


「電話しろって」


「してどうすんのよ」


「ちゃんと話せよ」


「嫌だってば」


日和は頑なだ。
そしてスマホから目を逸らしまた酒に逃げる。






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