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限界Lovers
第28章 Difficult problem
二日酔いのトラウマがまだ新しい私は飲まずに烏龍茶を。
アユミさんとお義母さんはお酒を飲んで、ご馳走を食べてパーティーは穏やかに過ぎていく。
私とアユミさんが帰宅してから始まったパーティーは決して早い時間から始められた訳じゃない。
でも10時を過ぎた頃だろうか。アユミさんは時計をチラチラと気にし始め落ち着きがなくなる。
「何か約束でもあるんですか?」
「えっ!?」
「さっきからずっと時計ばっか気にしてるから・・・」
「・・・サンタ待ってんのよ。うだつの上がらないサンタをね」
あゆみさんは苛立ちを隠さずにビールを一気に飲み干した。
もしかして彼氏!?
恋人はサンタクロースって歌もあるし、もしかして今夜奪いに来ちゃったり!?
そう訊ねたら肯定も否定もせずにただ笑っている。
「・・・私もサンタさんに会いたいです」
アユミさんの彼氏とか見てみたい。
「本当に来てくれるといいんだけど・・・」
そう言ってアユミさんは少し切なげに目を細めた。
それからもまったりとパーティーは進みお母さんは大分出来上がっている。
「あゆちゃん、嬉しいわね・・・いつもウチはあゆちゃんと二人だったじゃない?」
「あはは、一応遥斗も居たんだけどね」
「でも男の子なんて居てもいないようなものなんだもん・・・殆ど家になんて居ないし話さないし・・・それが今年はみなみちゃんが来てくれて・・・」
お義母さんは酔っ払いの亡き上戸みたいだ。
「私でよければいつでも来ますよ」
「嬉しいわ・・・本当に嬉しい」
その言葉を最後にお義母さんの意識は途絶えた。
「もう子供じゃないんだから・・・でも本当に嬉しかったみたいね」
アユミさんがお義母さんの肩にブランケットを掛けてあげる。
「うちのお父さんずっと単身赴任でしょ?お母さん何だかんだ言って寂しいんだと思う・・・お母さんはお父さんとは逆で家庭だけの人だから。もう少ししてお父さんが定年になって帰ってくれば夫婦でゆっくりできるかな・・・」
スヤスヤ眠るお義母さんは少女みたいだ。
「アユミさんて親思いですよね」
「そう?普通よ」
「いいえ、親思いですよ・・・遥斗にはいっぱい意地悪したみたいですけど」
冗談めかすとアユミさんはフフっと笑う。
アユミさんとお義母さんはお酒を飲んで、ご馳走を食べてパーティーは穏やかに過ぎていく。
私とアユミさんが帰宅してから始まったパーティーは決して早い時間から始められた訳じゃない。
でも10時を過ぎた頃だろうか。アユミさんは時計をチラチラと気にし始め落ち着きがなくなる。
「何か約束でもあるんですか?」
「えっ!?」
「さっきからずっと時計ばっか気にしてるから・・・」
「・・・サンタ待ってんのよ。うだつの上がらないサンタをね」
あゆみさんは苛立ちを隠さずにビールを一気に飲み干した。
もしかして彼氏!?
恋人はサンタクロースって歌もあるし、もしかして今夜奪いに来ちゃったり!?
そう訊ねたら肯定も否定もせずにただ笑っている。
「・・・私もサンタさんに会いたいです」
アユミさんの彼氏とか見てみたい。
「本当に来てくれるといいんだけど・・・」
そう言ってアユミさんは少し切なげに目を細めた。
それからもまったりとパーティーは進みお母さんは大分出来上がっている。
「あゆちゃん、嬉しいわね・・・いつもウチはあゆちゃんと二人だったじゃない?」
「あはは、一応遥斗も居たんだけどね」
「でも男の子なんて居てもいないようなものなんだもん・・・殆ど家になんて居ないし話さないし・・・それが今年はみなみちゃんが来てくれて・・・」
お義母さんは酔っ払いの亡き上戸みたいだ。
「私でよければいつでも来ますよ」
「嬉しいわ・・・本当に嬉しい」
その言葉を最後にお義母さんの意識は途絶えた。
「もう子供じゃないんだから・・・でも本当に嬉しかったみたいね」
アユミさんがお義母さんの肩にブランケットを掛けてあげる。
「うちのお父さんずっと単身赴任でしょ?お母さん何だかんだ言って寂しいんだと思う・・・お母さんはお父さんとは逆で家庭だけの人だから。もう少ししてお父さんが定年になって帰ってくれば夫婦でゆっくりできるかな・・・」
スヤスヤ眠るお義母さんは少女みたいだ。
「アユミさんて親思いですよね」
「そう?普通よ」
「いいえ、親思いですよ・・・遥斗にはいっぱい意地悪したみたいですけど」
冗談めかすとアユミさんはフフっと笑う。