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限界Lovers
第28章 Difficult problem
「もうみなみから離れたり絶対しない。遥斗から離れない・・・同じ苦しむなら遥斗の側で苦しむ・・・だからみなみだけ見てね、他の人の事なんか見ちゃダメだからね」


「俺はずっとみなみだけだよ?」


「遥斗には隙があるの!・・・他の人なんか入れないでね」


ギューっと抱きついていたら遥斗も抱きしめ返してくれた。


「俺たちも進んでいかなきゃいけないんだな」


「進む?」


「そう・・・ずっと永く一緒にいるためには進まないと・・・それが分かっただけ今回の騒動も無駄じゃなかったのかもしれないな」


「・・・・・・うん、」


10年、20年・・・それからもずっと。
一緒に生きて行くために・・・





「・・・ところてさ、今日はやたらセクシーなサンタになってたけど・・・」


「これね、アユミさんが用意してくれたんだ」


「姉貴か・・・もう一度ちゃんと見せて?」


遥斗の手がボタンに掛かりゆっくりコートを脱がされる。
遥斗の目が男の人のものになってじっくりと肌を這う。


「に、似合わないかな」


「いや、可愛いよ・・・凄く。でも俺専用サンタだなこれは」



そう言って遥斗が首筋にキスをした。


「んっ・・・」


「ヤバイ・・・今日は手加減できない・・・」


「いつも手加減なんてしてくれてる?」


「一応・・・でも今夜はみなみを滅茶苦茶にしたい・・・」


遥斗にお姫様だっこされて寝室に連れて行かれた。
ゆっくりとベッドに降ろされると遥斗が部屋に電気を点ける。
私が寝かせていった場所には相変わらずブーさんが居て。


「ただいまブーさん・・・あれ?」


思わずブーさんを覗き込む。
ブーさんの首には見たことのないネックレスが付けられていた。


「メリークリスマスみなみ」


遥斗がブーさんからネックレスを外すと私の首にそれを付ける。


「これは?」


「クリスマスプレゼント以外ないだろ?・・・良かった、当日に渡せて」


胸元には赤いハートのネックレス。


「ありがとう・・・私もあるんだよ・・・あるんだけど遥斗んちだ・・・」


「いいよ、これから本当に欲しいモノ貰うんだから」


隣に座った遥斗は微笑みながら髪を梳いた。


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