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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
そしてゴリラーマンが手にしたものは・・・
「妊娠検査薬・・・」
表情もなくしげしげ箱を見つめ、それから俺たちを見る。
それは以前、俺の早合点で買ってきたあの検査薬だ。
「どうしてこんなものが?」
「あの、えっと・・・」
「山下・・・お前は未婚の妹にこんなものを使わせるような事をしているのか?」
「それは・・・」
シーンと場が静まる。
ゴリラーマンが大きくため息をついた。
「もういい・・・山下、俺はな、あの時の事今すごく後悔してるよ」
「いえ・・・悪いのは俺なんで」
・・・何だ?やけにスンナリだな。
この状況に身構える。
「いや、俺は後悔してるよ・・・あの時中途半端な事はせずひと思いに息の根を止めておけば良かった・・・ってな、」
あまりにも静かに微笑むから一瞬何を言われたのか分からなかった。
怖えー・・・さすがゴリラーマン・・・
「そうすれば・・・おまえなんかにみなみの純潔を・・・!」
グワッと熊みたいな手が襲いかかる。
「やめて!」
咄嗟にみなみが俺を抱きしめ庇い、熊の手はみなみの頭ギリギリで止まった。
「やめて!すぐ暴力振るうのやめて!お兄ちゃんと遥斗の間で何があったかは知らないけど・・・私は遥斗が好きなの!・・・好きな人とセックスしちゃ悪い!?」
「!!、お前はいつの間にそんな卑猥な言葉を堂々と・・・!」
「セックスは卑猥なんかじゃない!愛だもん!!」
「だからそのまま言うのは止めなさい!」
「みなみ、落ち着いてみなみ・・・」
熱くなる兄妹を・・・いや、ゴリラーマンは無理だからみなみだけは落ち着けようと俺もこれでも一生懸命だ。
「・・・兎に角、この男との結婚だけは許さん」
「お兄ちゃんに許してもらう必要はない・・・お父さんもお母さんも認めてくれたもん」
話し合いは一向に平行線のままだ。
「あの・・・お義兄さん」
「は?」
ゴリラーマンのこめかみに青筋が立ち、手に持っていた妊娠検査薬の箱が潰れ中からバリっと音がする。
「い、一ノ瀬さん・・・昔の事は本当に申し訳ないと思います。自分がいい加減なばかりに・・・」
「そうだな、お前のいい加減さが問題なんだ」
「でもみなみには・・・みなみさんに対しては不真面目な気持ちは一切ありません」
「妊娠検査薬・・・」
表情もなくしげしげ箱を見つめ、それから俺たちを見る。
それは以前、俺の早合点で買ってきたあの検査薬だ。
「どうしてこんなものが?」
「あの、えっと・・・」
「山下・・・お前は未婚の妹にこんなものを使わせるような事をしているのか?」
「それは・・・」
シーンと場が静まる。
ゴリラーマンが大きくため息をついた。
「もういい・・・山下、俺はな、あの時の事今すごく後悔してるよ」
「いえ・・・悪いのは俺なんで」
・・・何だ?やけにスンナリだな。
この状況に身構える。
「いや、俺は後悔してるよ・・・あの時中途半端な事はせずひと思いに息の根を止めておけば良かった・・・ってな、」
あまりにも静かに微笑むから一瞬何を言われたのか分からなかった。
怖えー・・・さすがゴリラーマン・・・
「そうすれば・・・おまえなんかにみなみの純潔を・・・!」
グワッと熊みたいな手が襲いかかる。
「やめて!」
咄嗟にみなみが俺を抱きしめ庇い、熊の手はみなみの頭ギリギリで止まった。
「やめて!すぐ暴力振るうのやめて!お兄ちゃんと遥斗の間で何があったかは知らないけど・・・私は遥斗が好きなの!・・・好きな人とセックスしちゃ悪い!?」
「!!、お前はいつの間にそんな卑猥な言葉を堂々と・・・!」
「セックスは卑猥なんかじゃない!愛だもん!!」
「だからそのまま言うのは止めなさい!」
「みなみ、落ち着いてみなみ・・・」
熱くなる兄妹を・・・いや、ゴリラーマンは無理だからみなみだけは落ち着けようと俺もこれでも一生懸命だ。
「・・・兎に角、この男との結婚だけは許さん」
「お兄ちゃんに許してもらう必要はない・・・お父さんもお母さんも認めてくれたもん」
話し合いは一向に平行線のままだ。
「あの・・・お義兄さん」
「は?」
ゴリラーマンのこめかみに青筋が立ち、手に持っていた妊娠検査薬の箱が潰れ中からバリっと音がする。
「い、一ノ瀬さん・・・昔の事は本当に申し訳ないと思います。自分がいい加減なばかりに・・・」
「そうだな、お前のいい加減さが問題なんだ」
「でもみなみには・・・みなみさんに対しては不真面目な気持ちは一切ありません」