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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
みなみの聞いた話によるとゴリラーマンはフライングで昨夜来たので今日から三日間滞在するらしい。
その三日間が勝負となるが・・・
三日・・・
三日・・・
「どうしたの山下くん、三日に何かあるの?」
三日・・・と唸る俺に陽子さんが声を掛けた。
「三日間・・・彼女の兄さんがこっちに来てるんです」
「へぇ、どっか行くとか?」
「いや、その三日間で俺と彼女の結婚を認めてもらわないと」
「するんでしょ?結婚」
「そうなんですけど・・・若気のいたりで・・・ちょっと・・・」
「ふーん」
・・・と言いながら陽子さんの目がワクワクしている。
「話しませんよ」
「いけずー!相談くらいオネエサンが乗ってあげようと思ったのにぃー!どうせその頬のガーゼと関係があるんでしょ?」
腫れと傷を隠すためのガーゼを思わず手で覆う。
マスクをしても隠れないそれは人の好奇心を・・・少なくとも陽子さんの好奇心を刺激していたようだ。
でも・・・
人の意見も大事じゃないかとふと思う。
「陽子さん・・・俺の友達の話なんですけどね」
「はいはい!お友達の話ね!?」
目を輝かせ陽子さんは前のめりだ。
「友達の話なんですけど・・・そいつが高校生の時ちょっと遊んでてある人の彼女に手を出したんです。あ、別にその人を知ってて手を出したわけじゃないですよ?先に女の子と遊んでたら彼氏登場みたいな」
「うんうん、それで?」
「彼氏は浮気を知って逆上して・・・友達はボコられました」
「うわ!ダサっ!で?彼女は?」
「彼氏とは別れたと思います。友達もそんなことがあったからもちろん女の子ともそのまま消滅・・・で、ここからが肝心なんですけど・・・数年後すっかり真人間になった友達は運命の女神と出会ったんです」
「・・・ほう」
「二人は愛し合ってとうとう結婚することになったんですけど・・・実は昔ボコられた彼氏が今の彼女の兄さんだったんですよ」
俺の話を聞いた陽子さんの眉が下がる。
「山下くん・・・そりゃダメだわ」
「ええっ!相談乗ってくれるんじゃなかったんすか!?」
「だってー、自業自得だし・・・自分がお兄さんの立場なら無理じゃない?結婚は止められないとしてもその後の付き合いとか無理だし逆に彼女が可哀想だよ」
その三日間が勝負となるが・・・
三日・・・
三日・・・
「どうしたの山下くん、三日に何かあるの?」
三日・・・と唸る俺に陽子さんが声を掛けた。
「三日間・・・彼女の兄さんがこっちに来てるんです」
「へぇ、どっか行くとか?」
「いや、その三日間で俺と彼女の結婚を認めてもらわないと」
「するんでしょ?結婚」
「そうなんですけど・・・若気のいたりで・・・ちょっと・・・」
「ふーん」
・・・と言いながら陽子さんの目がワクワクしている。
「話しませんよ」
「いけずー!相談くらいオネエサンが乗ってあげようと思ったのにぃー!どうせその頬のガーゼと関係があるんでしょ?」
腫れと傷を隠すためのガーゼを思わず手で覆う。
マスクをしても隠れないそれは人の好奇心を・・・少なくとも陽子さんの好奇心を刺激していたようだ。
でも・・・
人の意見も大事じゃないかとふと思う。
「陽子さん・・・俺の友達の話なんですけどね」
「はいはい!お友達の話ね!?」
目を輝かせ陽子さんは前のめりだ。
「友達の話なんですけど・・・そいつが高校生の時ちょっと遊んでてある人の彼女に手を出したんです。あ、別にその人を知ってて手を出したわけじゃないですよ?先に女の子と遊んでたら彼氏登場みたいな」
「うんうん、それで?」
「彼氏は浮気を知って逆上して・・・友達はボコられました」
「うわ!ダサっ!で?彼女は?」
「彼氏とは別れたと思います。友達もそんなことがあったからもちろん女の子ともそのまま消滅・・・で、ここからが肝心なんですけど・・・数年後すっかり真人間になった友達は運命の女神と出会ったんです」
「・・・ほう」
「二人は愛し合ってとうとう結婚することになったんですけど・・・実は昔ボコられた彼氏が今の彼女の兄さんだったんですよ」
俺の話を聞いた陽子さんの眉が下がる。
「山下くん・・・そりゃダメだわ」
「ええっ!相談乗ってくれるんじゃなかったんすか!?」
「だってー、自業自得だし・・・自分がお兄さんの立場なら無理じゃない?結婚は止められないとしてもその後の付き合いとか無理だし逆に彼女が可哀想だよ」