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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
「・・・本人変わってもですか?」


「いくら本人が主張してもそれを思うのは相手だし、されたことって簡単には消えなくない?イジメてる側がイジメてた子に謝罪したってスッキリするのはイジメてた側だけって言うでしょ?そんなのオナニーしてるのと一緒よ。その子とは縁がなかったと思って別れた方が後々お互いの為だと思う」


なんつー例えだ。
なんつー答えだ。
陽子さんに話したことを後悔した。


「・・・すげー毒ですよ」


「山下くん?」


立ち上がりフラフラと廊下に出る。


陽子さんの言葉がショック過ぎた。
入院までした俺からすればゴリラーマンが一方的被害者とはいい難いけど確かに原因は俺だ。
俺が先輩に手を出さなければゴリラーマンは逆上することはなかったわけだしゴリラーマンと俺が出会うことだって・・・


過去を変えることができない今、俺とみなみが本当に幸せになれる道はないのか?


「・・・・・・・・・」


いや、そんな事はない。
あるはずだ、あると思いたい。


諦めたらそこで試合は終了だ。


そしたらみなみとした昨日の約束だって・・・「世界一幸せになる」約束だって守る事ができなくなるじゃないか・・・


姪っ子を可愛がるみなみからその関係を奪う事も兄妹の絆を壊す事もしたくない。
みなみの笑顔を減らしたくない。


100%の和解はなくても妥協点はあるはずだ。
まずは三日以内にそこを狙う。


後の信頼は長い月日をかけて取り戻していくしかない。


一気に解決できれば有難いけどそれはほぼ無理だって分かるから・・・


「・・・・・・・・・」


勝手な話だが俺もゴリラーマンにはかなりのトラウマがある。
顔を見るのも嫌だけど大事な一日を無駄にはできないと自分に気合いを入れると・・・



RRRR・・・



着信が。
相手は姉貴だ。





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