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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
その少し後にみなみから返信が来た。
自分も行くというものだった。
でも断った。
一度は二人きりで話させてくれないかと・・・
『わかった』
電車の中でみなみの返事を眺めていた。
この一言の裏にあるみなみの気持ちを裏切らないように・・・
途中、話題作りも兼ねて酒を買った。
ゴリラーマンのイメージで日本酒を。
つまみも適当に買ってみなみの家のインターホンを押すとお義母さんが出てきて一人の俺に驚いた。
「あらっ!?どうしたの?」
「今日はお義兄さんにお話が・・・」
そしてピンと来たのだろう。
ゴリラーマンを呼んだ。
「トオル!トオルー!」
・・・トオルっていうのかゴリラーマン・・・イメージじゃねーな。
お義母さんに呼ばれしばらく、ゴリラーマンが姿を現す。
そして俺を見てまた眉間にしわを寄せた。
「何の用だ」
「こんばんは、今日は一ノ瀬さんと飲もうと思いまして・・・」
買った酒を見せるとフンと鼻を鳴らすゴリラーマン。
「ゴマすりに来たのか」
「それもあるけど・・・飲ミニケーションって言葉もあるでしょ?ちゃんと話だけはして欲しくて来ました」
「用はない、帰れ」
「帰りません」
「なら一生そこに立ってろ」
・・・相変わらず簡単じゃないけど想定してなかったわけじゃない。
「トオル!わざわざ遥斗くん来てくれたんじゃない!何をこの子は駄々捏ねてるんだか」
「駄々じゃない」
「みなみにはみなみの人生があるのよ。トオルが反対する権利なんてないじゃない!自分は好きな事してみなみは縛るの?勝手よ!」
「・・・・・・」
「一ノ瀬さん、お話だけでも」
「・・・・・・」
クルリと背を向けゴリラーマンが中に入っていく。
「上がって・・・って意味ね」
「は、はぁ・・・」
昨日といい今日といいゴリラーマンは言語が発達してないのだろうか・・・
それでも上がらせてもらってリビングに入ろうとするとゴリラーマンが俺を呼んだ。
「こっちだ!」
「・・・客間ね」
客間・・・みなみを貰いに行った時さえ通されなかった部屋だ。
自分も行くというものだった。
でも断った。
一度は二人きりで話させてくれないかと・・・
『わかった』
電車の中でみなみの返事を眺めていた。
この一言の裏にあるみなみの気持ちを裏切らないように・・・
途中、話題作りも兼ねて酒を買った。
ゴリラーマンのイメージで日本酒を。
つまみも適当に買ってみなみの家のインターホンを押すとお義母さんが出てきて一人の俺に驚いた。
「あらっ!?どうしたの?」
「今日はお義兄さんにお話が・・・」
そしてピンと来たのだろう。
ゴリラーマンを呼んだ。
「トオル!トオルー!」
・・・トオルっていうのかゴリラーマン・・・イメージじゃねーな。
お義母さんに呼ばれしばらく、ゴリラーマンが姿を現す。
そして俺を見てまた眉間にしわを寄せた。
「何の用だ」
「こんばんは、今日は一ノ瀬さんと飲もうと思いまして・・・」
買った酒を見せるとフンと鼻を鳴らすゴリラーマン。
「ゴマすりに来たのか」
「それもあるけど・・・飲ミニケーションって言葉もあるでしょ?ちゃんと話だけはして欲しくて来ました」
「用はない、帰れ」
「帰りません」
「なら一生そこに立ってろ」
・・・相変わらず簡単じゃないけど想定してなかったわけじゃない。
「トオル!わざわざ遥斗くん来てくれたんじゃない!何をこの子は駄々捏ねてるんだか」
「駄々じゃない」
「みなみにはみなみの人生があるのよ。トオルが反対する権利なんてないじゃない!自分は好きな事してみなみは縛るの?勝手よ!」
「・・・・・・」
「一ノ瀬さん、お話だけでも」
「・・・・・・」
クルリと背を向けゴリラーマンが中に入っていく。
「上がって・・・って意味ね」
「は、はぁ・・・」
昨日といい今日といいゴリラーマンは言語が発達してないのだろうか・・・
それでも上がらせてもらってリビングに入ろうとするとゴリラーマンが俺を呼んだ。
「こっちだ!」
「・・・客間ね」
客間・・・みなみを貰いに行った時さえ通されなかった部屋だ。