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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
「・・・みなみとはどこで知り合った」
「みなみのバイト先です」
「付け回したのか」
「俺ストーカーじゃないんで」
「ならみなみからとでも言うのか!」
「いや・・・最初に誘ったのは俺ですけど」
「フンッ、付け回したんじゃないか」
「・・・・・・」
だから違うっつーの!
酒を飲み落ち着けて笑顔だけは絶やさないよう努めた。
「お前のとこなんかに嫁いだらみなみは一生お前の女癖に苦労させられる・・・みなみをやる男はみなみだけを愛してくれる奴にと昔から決めていたんだ」
「あの、お言葉ですがいい加減だったのは高校時代のあの一時だけで・・・一ノ瀬さんにボコられてからはトラウマで女遊びもできなくなりました」
「ボコられた?一方的な被害者みたいに言うな」
「だって俺入院までしたんですよ?しかも格闘技やってたなんてフェアじゃないですよ!」
「お前だって俺に飛び蹴り食らわせたじゃないか!しかも顔に・・・俺の頭はサッカーボールじゃないんだ!フェアじゃないのはお前だろう」
全然覚えてねーよ!!
これは地雷かもしれない。
「そ、それはすみません・・・あの前後の記憶が全くなくて」
「・・・俺は鼻を骨折した」
「はは、でも潰れても変わらないみたいで良かった」
「・・・・・・・・・」
「・・・嘘です」
飲んでも酔いが回りゃしない。
俺はそれほど緊張してるのに気づけばゴリラーマンは饒舌になっている。
顔色は殆ど変わらないものの・・・もしかして・・・酒めっちゃ弱い!?
そういえばみなみも弱かったな・・・
みなみみたいに可愛い酔い方じゃないものの、酒の弱さは家系なのだろうか。
「お前はみなみのどこが好きなんだ?」
「えっ!?」
唐突に訊ねるゴリラーマン。
「全部好きです」
「全部・・・例えば?」
「・・・とにかく笑顔が可愛いと思います。あとは性格も・・・」
「意外と気が強いが?」
「知ってます。我が儘なのも意地っ張りなのも良く知ってます」
「・・・その癖すぐ泣くんだ」
「俺はそんなみなみが可愛くて好きですけどね。・・・昨日も一ノ瀬さん相手にナイスファイトでしたね」
「俺を叩いて踏みつける女はみなみだけだ」
「・・・でしょうね」
思い出したら笑いが溢れる。
「みなみのバイト先です」
「付け回したのか」
「俺ストーカーじゃないんで」
「ならみなみからとでも言うのか!」
「いや・・・最初に誘ったのは俺ですけど」
「フンッ、付け回したんじゃないか」
「・・・・・・」
だから違うっつーの!
酒を飲み落ち着けて笑顔だけは絶やさないよう努めた。
「お前のとこなんかに嫁いだらみなみは一生お前の女癖に苦労させられる・・・みなみをやる男はみなみだけを愛してくれる奴にと昔から決めていたんだ」
「あの、お言葉ですがいい加減だったのは高校時代のあの一時だけで・・・一ノ瀬さんにボコられてからはトラウマで女遊びもできなくなりました」
「ボコられた?一方的な被害者みたいに言うな」
「だって俺入院までしたんですよ?しかも格闘技やってたなんてフェアじゃないですよ!」
「お前だって俺に飛び蹴り食らわせたじゃないか!しかも顔に・・・俺の頭はサッカーボールじゃないんだ!フェアじゃないのはお前だろう」
全然覚えてねーよ!!
これは地雷かもしれない。
「そ、それはすみません・・・あの前後の記憶が全くなくて」
「・・・俺は鼻を骨折した」
「はは、でも潰れても変わらないみたいで良かった」
「・・・・・・・・・」
「・・・嘘です」
飲んでも酔いが回りゃしない。
俺はそれほど緊張してるのに気づけばゴリラーマンは饒舌になっている。
顔色は殆ど変わらないものの・・・もしかして・・・酒めっちゃ弱い!?
そういえばみなみも弱かったな・・・
みなみみたいに可愛い酔い方じゃないものの、酒の弱さは家系なのだろうか。
「お前はみなみのどこが好きなんだ?」
「えっ!?」
唐突に訊ねるゴリラーマン。
「全部好きです」
「全部・・・例えば?」
「・・・とにかく笑顔が可愛いと思います。あとは性格も・・・」
「意外と気が強いが?」
「知ってます。我が儘なのも意地っ張りなのも良く知ってます」
「・・・その癖すぐ泣くんだ」
「俺はそんなみなみが可愛くて好きですけどね。・・・昨日も一ノ瀬さん相手にナイスファイトでしたね」
「俺を叩いて踏みつける女はみなみだけだ」
「・・・でしょうね」
思い出したら笑いが溢れる。