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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
「一ノ瀬さんもタジタジで・・・すげーいいモン見せてもらいました」


「みなみには昔から甘いんだ・・・それはよく分かってる・・・」


「娘さんにも甘いんですか?」


「・・・甘いと家内に怒られる」


「へぇ・・・」


酒を注ぐと律儀に飲み干すゴリラーマン。
・・・いい感じで砕けてきたんじゃないだろうか。


ゴリラーマンは飲めば飲むほど饒舌になり、娘の事や奥さんの事、花の話をベラベラ始めた。
特に花の話が長くて長くて・・・


「胡蝶蘭はデリケートなんだ・・・だからこそあんなに美しい花が咲くんだな」


「へぇ・・・」


正直花に興味がない俺には退屈なのだが・・・
ゴリラーマンの話だから真面目に聞いた。


「花屋は水仕事だろ?どうしても手が荒れてしまうんだ」


「痛そうっすね」


花の話をしながら自分の手を愛しそうに見つめるゴリラーマン。
その手は小さな傷や赤切れだらけで乾いていた。


「でも今幸せなんだ・・・家族がいて好きな仕事ができて・・・」


「・・・・・・・・・」


なんか色々顔に似合わずな人だな・・・
夢中で花を語るゴリラーマンはどことなくみなみに似てる気がした。
顔じゃない、表情の作りとか細かい何かがなんだか似ていた。



「何だ?」


「いえ・・・何でもないです」


また酒を注ぐと条件反射みたいにゴリラーマンは飲み干す。


「お前は酒が強いのか?」


「普通だと思います」


「・・・キャバクラとか行ったりするのか?」


何だよキャバクラって・・・


「行きません、一ノ瀬さんは好きなんですか?」


「商売女は好きじゃない・・・だから行ったことがない」


「行きたいんですか?」


「行きたくなどない!」


それからもゴリラーマンはキャバクラだの風俗だのとこだわり続け・・・
すげー行ってみたいんだろうなと俺は悟る。


ぐでんぐでんに酔ったゴリラーマンとはみなみとの結婚の話などできる感じではなく・・・


最終的にゴリラーマンは酔い潰れて寝てしまった。



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