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第30章 ラスボス登場

『悪いみなみ･･･』


｢うん、気にしないで？兄妹で話した方がいいかもしれないし･･･遥斗はお仕事頑張って｣


『とりあえず帰れるとは思うから後で話聞かせて･･･ゴ･･･お義兄さんにもよろしく』


｢分った。うん、じゃあね｣


遥斗との電話を切ってちょっと安心する自分もいた。
その訳は私の作戦に遥斗がいると気が気じゃないから。


･･･今日、私は兄を接待しようと思う。
人間関係を円滑にするにはキャバクラ･･･
お酒を飲んで楽しませて気分を良くする･･･


昨日遥斗に教わった事だ。
確かにドラマでそんなシーンを見た事があった。


それに人生経験豊かなアドバイザーがいれば物事は進みやすい気がする。


だから今夜、私がお兄ちゃんを接待しようと思います･･･