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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
私と鈴之介のいつものやり取りに兄は頬を引き攣らせる。
「この子はホーント初めて会った時から失礼!昔からこんななの?」
「みなみは・・・ピンク色の薔薇だった・・・」
「薔薇ー!?ペンペン草でしょ!?そんな高貴なモンじゃないじゃない!」
お酒を置く鈴之介に兄はムッとした顔をする。
ヤバイヤバイ!頑張ってよね・・・キャバ嬢!
お客さんの気分良くしてあげてよー・・・!
「でも下の兄弟が可愛いのはよく分かるわ・・・」
「鈴之介にもいるの?」
「アタシは三兄弟なのよ。兄と弟がいるの・・・こう見えて実家はでかい仏壇屋でね」
「だから大仏みたいなんだ?」
「ホンット失礼なクソガキだなおめー!」
鈴之介に胸ぐら掴まれたりしながら楽しく遊ぶ私たちを横目に兄は・・・
「・・・・・・・・・」
ドン引き。
気を取直して二杯目のお酒を注文すると鈴之介からお小言が。
「もう酔っ払いは大迷惑なんですからね!お子ちゃまはジュースでも飲んでな!」
「なっ・・・」
「そうよーみなみちゃんは泣き上戸なんだから」
「・・・泣くのか酔うと」
「そうなんですよ!遥斗くんがどうのこうのってね」
「アイツへの文句か・・・」
「文句ってか・・・ヤキモチよね?温泉では遥斗くんが会社の女に抱きつかれてたって大泣きしてこないだは元カノが押しかけてきたって」
「で、でもこないだは私泣いてない!」
「泣いてなくても泣いてたみたいなモンじゃない」
遥斗の真面目さを強調するつもりこれじゃが女好き疑惑に拍車をかけている。
「・・・やっぱり女か」
ほらっ!
兄は静かに呟いてカクテルを一口で飲み干した。
あわわ・・・と蒼くなる私。
これじゃ昨日遥斗がせっかく作ってくれた細い細い道を潰してしまう。
「ま、ママっ!ママっ!!」
手招きして店の外に鈴之介を連れ出した。
「何よ」
「お願いがあるの・・・一生のお願い!」
「嫌よ!アンタのお願いなんて聞いたって絶対アタシに得がないもん」
冷たい鈴之介に泣きすがる。
「この子はホーント初めて会った時から失礼!昔からこんななの?」
「みなみは・・・ピンク色の薔薇だった・・・」
「薔薇ー!?ペンペン草でしょ!?そんな高貴なモンじゃないじゃない!」
お酒を置く鈴之介に兄はムッとした顔をする。
ヤバイヤバイ!頑張ってよね・・・キャバ嬢!
お客さんの気分良くしてあげてよー・・・!
「でも下の兄弟が可愛いのはよく分かるわ・・・」
「鈴之介にもいるの?」
「アタシは三兄弟なのよ。兄と弟がいるの・・・こう見えて実家はでかい仏壇屋でね」
「だから大仏みたいなんだ?」
「ホンット失礼なクソガキだなおめー!」
鈴之介に胸ぐら掴まれたりしながら楽しく遊ぶ私たちを横目に兄は・・・
「・・・・・・・・・」
ドン引き。
気を取直して二杯目のお酒を注文すると鈴之介からお小言が。
「もう酔っ払いは大迷惑なんですからね!お子ちゃまはジュースでも飲んでな!」
「なっ・・・」
「そうよーみなみちゃんは泣き上戸なんだから」
「・・・泣くのか酔うと」
「そうなんですよ!遥斗くんがどうのこうのってね」
「アイツへの文句か・・・」
「文句ってか・・・ヤキモチよね?温泉では遥斗くんが会社の女に抱きつかれてたって大泣きしてこないだは元カノが押しかけてきたって」
「で、でもこないだは私泣いてない!」
「泣いてなくても泣いてたみたいなモンじゃない」
遥斗の真面目さを強調するつもりこれじゃが女好き疑惑に拍車をかけている。
「・・・やっぱり女か」
ほらっ!
兄は静かに呟いてカクテルを一口で飲み干した。
あわわ・・・と蒼くなる私。
これじゃ昨日遥斗がせっかく作ってくれた細い細い道を潰してしまう。
「ま、ママっ!ママっ!!」
手招きして店の外に鈴之介を連れ出した。
「何よ」
「お願いがあるの・・・一生のお願い!」
「嫌よ!アンタのお願いなんて聞いたって絶対アタシに得がないもん」
冷たい鈴之介に泣きすがる。