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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
「ママっ!ママーっ!!」
「おめーのママには悪意があるんだよっ!」
「ママーっ!!ひどいよママ!!」
「離れろクソ娘!」
小劇場を続けていると隣の店から出てきたお客さんが私と鈴之介を見てギョッとし、ヒソヒソ何やら話している。
「ママだって・・・」
「え?でも言ってること酷くない?」
「つーか男だよね?あれ」
「すごいワケアリなんだよ・・・可哀想あの子」
そそくさとお客さんは私たちの横を通り過ぎようとして・・・
「ち、違いますよっ!コイツとアタシは無赤の他人!」
・・・しめしめだ。
「ママっ!酷い!ママーっ!!」
「や、やめてみなみ!分った・・・分ったから・・・」
「ママーっ!!!!」
最後まで隣のお客さんは私たちをチラ見して、ヒソヒソしながら曲がって行った。
「もう!聞くからそのママはやめなさい!」
勝った・・・
呆れる鈴之介に涙を拭いて間髪入れず事情を話す。
私の話を聞いて鈴之介は面倒臭そうに「あーはいはい」ととにかく適当だ。
「アンタ本当にアタシんとこ来ればどうにかしてもらえると思ってるでしょ」
「思ってるよ!人間関係を円滑にするにはキャバクラなんでしょ!?でもさすがにキャバクラなんて連れてけないもん」
「だからってそんな問題抱えてウチに来ないでよ!それにキャバクラと一緒にしないでよ!」
チッ!心の中で舌打ちして仕方ないから唯一の切り札を出した。
「・・・あの写真あげるから」
あの写真とは鈴之介との全ての始まりになった遥斗の寝写真・・・
本当はあげたいわけじゃないけれど背に腹は変えられなくて・・・
ごめんなさい遥斗、二人の未来のためにみなみは遥斗を今夜売ります!
それなのに・・・
「何言ってんのよ。あれはもうアタシのでしょ」
シレッとこのオカマは・・・
「あれはみなみのなんです」
「・・・あとね、ずーっと言おうと思ってたんだけど自分の名前を一人称で使うのやめなさい!それ可愛いと思ってるんだろうけどアンタのアホっぽさに拍車かけてるだけだから」
「なっ!」
なんてことを!!
子供の頃からずっと慣れ親しんできた一人称をこんなところで否定されるとは!!
「おめーのママには悪意があるんだよっ!」
「ママーっ!!ひどいよママ!!」
「離れろクソ娘!」
小劇場を続けていると隣の店から出てきたお客さんが私と鈴之介を見てギョッとし、ヒソヒソ何やら話している。
「ママだって・・・」
「え?でも言ってること酷くない?」
「つーか男だよね?あれ」
「すごいワケアリなんだよ・・・可哀想あの子」
そそくさとお客さんは私たちの横を通り過ぎようとして・・・
「ち、違いますよっ!コイツとアタシは無赤の他人!」
・・・しめしめだ。
「ママっ!酷い!ママーっ!!」
「や、やめてみなみ!分った・・・分ったから・・・」
「ママーっ!!!!」
最後まで隣のお客さんは私たちをチラ見して、ヒソヒソしながら曲がって行った。
「もう!聞くからそのママはやめなさい!」
勝った・・・
呆れる鈴之介に涙を拭いて間髪入れず事情を話す。
私の話を聞いて鈴之介は面倒臭そうに「あーはいはい」ととにかく適当だ。
「アンタ本当にアタシんとこ来ればどうにかしてもらえると思ってるでしょ」
「思ってるよ!人間関係を円滑にするにはキャバクラなんでしょ!?でもさすがにキャバクラなんて連れてけないもん」
「だからってそんな問題抱えてウチに来ないでよ!それにキャバクラと一緒にしないでよ!」
チッ!心の中で舌打ちして仕方ないから唯一の切り札を出した。
「・・・あの写真あげるから」
あの写真とは鈴之介との全ての始まりになった遥斗の寝写真・・・
本当はあげたいわけじゃないけれど背に腹は変えられなくて・・・
ごめんなさい遥斗、二人の未来のためにみなみは遥斗を今夜売ります!
それなのに・・・
「何言ってんのよ。あれはもうアタシのでしょ」
シレッとこのオカマは・・・
「あれはみなみのなんです」
「・・・あとね、ずーっと言おうと思ってたんだけど自分の名前を一人称で使うのやめなさい!それ可愛いと思ってるんだろうけどアンタのアホっぽさに拍車かけてるだけだから」
「なっ!」
なんてことを!!
子供の頃からずっと慣れ親しんできた一人称をこんなところで否定されるとは!!