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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
結局話せば話すほど嫌悪になる二人を私と玉美さんでは止められず兄を連れて店を出た。
ションボリしながら路地裏を歩く私。
キャバクラ作戦は大失敗だった。
「・・・お兄ちゃん玉美さんと何話してたの?」
「あ?ああ・・・身の上とか・・・プライベートな事だ」
「・・・・・・」
お義姉さんにも悪い事をしてしまった気がしてならない。
それに遥斗にも・・・
せっかく遥斗が作ってくれた細い道を潰してしまった。
「お兄ちゃん・・・どうしても遥斗との結婚は許してくれない?」
「何度も聞くな」
「昔の遥斗と今の遥斗は違うと思う。・・・私は昔を知らないしお兄ちゃんが許せない気持ちも分かるけど・・・私が好きになった遥斗をお兄ちゃんは否定するの?」
「あの男は女好きだと噂だったぞ。根本的なものは人間そう変わらん・・・騙されてるとお前は思ったことないのか?」
「思わない!思わないよ・・・」
遥斗はいつも真面目に向き合ってくれていた。
いつも大切にしてくれた。
私の感じてきた遥斗の気持ちを否定されたみたいで兄の一言は悔しくて許せなかった。
「私二年も騙されたまま付き合ってるほどバカに見える?遥斗は私を騙して結婚して何のメリットがあるの?」
「お前は世間知らずだ。男というものが分からないだろう?結婚と恋愛は別だと考える男も居る・・・結婚相手にお前を選んでもオスの性を捨てきれず外で遊ばれる可能性だって・・・」
「・・・お兄ちゃんは私たちの何を知ってるの?遥斗の何を知ってるの?若い頃の過ちがその人の全てなの?・・・だったらすぐ遥斗を殴るお兄ちゃんだって最低じゃない!」
「みなみ・・・」
「お義姉さんや花恋が見たらどう思う?昔の私怨ですぐ殴るお兄ちゃん見てどう思うと思う?・・・遥斗は私の為にそんなお兄ちゃんに歩み寄ろうとしてくれてるのに・・・」
「お前の手前だろ」
「そうだよ!私が大事だからお兄ちゃんなんかに認めてもらえるよう頑張ってくれてるんじゃん!普通殴られた相手なんかに近寄りたくもないよ・・・それなのに・・・」
悔しかった。
本当に悔しかった。
ションボリしながら路地裏を歩く私。
キャバクラ作戦は大失敗だった。
「・・・お兄ちゃん玉美さんと何話してたの?」
「あ?ああ・・・身の上とか・・・プライベートな事だ」
「・・・・・・」
お義姉さんにも悪い事をしてしまった気がしてならない。
それに遥斗にも・・・
せっかく遥斗が作ってくれた細い道を潰してしまった。
「お兄ちゃん・・・どうしても遥斗との結婚は許してくれない?」
「何度も聞くな」
「昔の遥斗と今の遥斗は違うと思う。・・・私は昔を知らないしお兄ちゃんが許せない気持ちも分かるけど・・・私が好きになった遥斗をお兄ちゃんは否定するの?」
「あの男は女好きだと噂だったぞ。根本的なものは人間そう変わらん・・・騙されてるとお前は思ったことないのか?」
「思わない!思わないよ・・・」
遥斗はいつも真面目に向き合ってくれていた。
いつも大切にしてくれた。
私の感じてきた遥斗の気持ちを否定されたみたいで兄の一言は悔しくて許せなかった。
「私二年も騙されたまま付き合ってるほどバカに見える?遥斗は私を騙して結婚して何のメリットがあるの?」
「お前は世間知らずだ。男というものが分からないだろう?結婚と恋愛は別だと考える男も居る・・・結婚相手にお前を選んでもオスの性を捨てきれず外で遊ばれる可能性だって・・・」
「・・・お兄ちゃんは私たちの何を知ってるの?遥斗の何を知ってるの?若い頃の過ちがその人の全てなの?・・・だったらすぐ遥斗を殴るお兄ちゃんだって最低じゃない!」
「みなみ・・・」
「お義姉さんや花恋が見たらどう思う?昔の私怨ですぐ殴るお兄ちゃん見てどう思うと思う?・・・遥斗は私の為にそんなお兄ちゃんに歩み寄ろうとしてくれてるのに・・・」
「お前の手前だろ」
「そうだよ!私が大事だからお兄ちゃんなんかに認めてもらえるよう頑張ってくれてるんじゃん!普通殴られた相手なんかに近寄りたくもないよ・・・それなのに・・・」
悔しかった。
本当に悔しかった。