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限界Lovers
第30章 ラスボス登場
どうにか仕事のカタがついて会社を出ると11時を回っていた。
みなみ・・・どうしただろうか。
足は自然とみなみの実家に向いていた。
この時間だからどうするわけじゃないけどどうしても気になって。
もしかしたらまだ実家に居るかもしれないし・・・それなら一緒に帰ればいいしと理由を付け、みなみの家まで来てみるとある事に気づいた。
家に灯りが点いてない。
「・・・・・・・・・」
話は終わったのだろうか。
みなみは一人で帰ったのだろうか・・・
勿論誰かが送ってってくれたんだよな?
スマホを出して電話を掛けようとすると向こうから人影が近づいてきた。
よく見るとそれはゴリラーマンだ。
街頭の下の俺にゴリラーマンも気づいたようで、一瞬その足が止まる。
「こんばんは」
「・・・何の用だこんな時間に」
心底嫌そうなゴリラーマン。
「俺、仕事で来れなかったからみなみを迎えに来てみたんですが・・・帰ったみたいですね。送ってくれてありがとうございます」
『お前に礼を言われる筋合いはない!』と怒られるかと思ったが予想に反してゴリラーマンは何も言わない。
「明日は何時に帰るんですか?」
「友人と約束をしたから・・・6時過ぎになるか」
「そうですか・・・もっと一ノ瀬さんとも話したかったです。できれば認めてもらいたかったけど・・・無理なのも分かりますから」
この様子だとやっぱりみなみでも歯がたたなかったか・・・
「すみません遅くに。俺帰ります・・・」
頭を下げ帰ろうとするとゴリラーマンに止められた。
「山下!お前は俺に会いたくなんかないんじゃないのか?」
「・・・正直それは。でも悪いのは俺だし一ノ瀬さんはみなみのお兄さんですから・・・」
「お前はもっと簡単に逃げ出すと思ってた。昔みたいに・・・お前はいい男だ。別にみなみじゃなくても女に困らないだろう?どうして俺が兄だと分かってもみなみから離れないんだ?ここまで話が進んだ手前か?」
「それはみなみだからですよ。俺だって誰でもいい訳じゃない・・・結婚なんてこんな早くに考えたのだってみなみだからで・・・家族にはちゃんと祝福されて結婚させてあげたいから・・・」
みなみ・・・どうしただろうか。
足は自然とみなみの実家に向いていた。
この時間だからどうするわけじゃないけどどうしても気になって。
もしかしたらまだ実家に居るかもしれないし・・・それなら一緒に帰ればいいしと理由を付け、みなみの家まで来てみるとある事に気づいた。
家に灯りが点いてない。
「・・・・・・・・・」
話は終わったのだろうか。
みなみは一人で帰ったのだろうか・・・
勿論誰かが送ってってくれたんだよな?
スマホを出して電話を掛けようとすると向こうから人影が近づいてきた。
よく見るとそれはゴリラーマンだ。
街頭の下の俺にゴリラーマンも気づいたようで、一瞬その足が止まる。
「こんばんは」
「・・・何の用だこんな時間に」
心底嫌そうなゴリラーマン。
「俺、仕事で来れなかったからみなみを迎えに来てみたんですが・・・帰ったみたいですね。送ってくれてありがとうございます」
『お前に礼を言われる筋合いはない!』と怒られるかと思ったが予想に反してゴリラーマンは何も言わない。
「明日は何時に帰るんですか?」
「友人と約束をしたから・・・6時過ぎになるか」
「そうですか・・・もっと一ノ瀬さんとも話したかったです。できれば認めてもらいたかったけど・・・無理なのも分かりますから」
この様子だとやっぱりみなみでも歯がたたなかったか・・・
「すみません遅くに。俺帰ります・・・」
頭を下げ帰ろうとするとゴリラーマンに止められた。
「山下!お前は俺に会いたくなんかないんじゃないのか?」
「・・・正直それは。でも悪いのは俺だし一ノ瀬さんはみなみのお兄さんですから・・・」
「お前はもっと簡単に逃げ出すと思ってた。昔みたいに・・・お前はいい男だ。別にみなみじゃなくても女に困らないだろう?どうして俺が兄だと分かってもみなみから離れないんだ?ここまで話が進んだ手前か?」
「それはみなみだからですよ。俺だって誰でもいい訳じゃない・・・結婚なんてこんな早くに考えたのだってみなみだからで・・・家族にはちゃんと祝福されて結婚させてあげたいから・・・」