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限界Lovers
第31章 初めて記念日
そんな下心を抱きながらみなみを・・・“みなみちゃん”を連れて行ったのはデートにもってこいな雰囲気のいいイタリアンレストラン。
去年まで高校生だったみなみちゃんは「大人の男」に弱いと見た。
・・・というのは想像だ。
正直、年下は範囲外だったから俺なりに考えた結論だ。
でもその読みは大きく外れた訳じゃないようで、みなみちゃんは美味しい料理と店の雰囲気に酔っていた。
これは・・・イケるかもしれない・・・
計画通りな展開にほくそ笑む俺。
「みなみちゃんと食べると美味しいな、・・・また食事付き合ってよ」
「えっ?」
「あ・・・でも彼氏に悪いかな?」
さり気ないリサーチも欠かさない。
でも例え彼氏が居ても問題はない。
要は俺に惚れさせてしまえばいいだけだ。
それでも初めから余計な障害はないに越したことはないわけで・・・
「そんな・・・いないです、彼氏なんて」
「えっ?みなみちゃんそんなに可愛いのに?」
「いえ・・・えっと・・・はい、いないです」
「マジで?」
「本当です」
「本当に?・・・でもそれなら彼氏に遠慮なく誘えるな」
キターーー!!
喜びを隠して大人を演じた。
そしてさり気なく「俺みなみちゃんのこと気に入ってますよ」アピも欠かさない。
さあ来いみなみちゃん!
「山下さんは?」
伺うようにみなみちゃんが俺を見た。
これはイケる・・・
絶対にイケる・・・
「俺もいないよ」
「本当に?」
「本当に。・・・つーか久しぶりなんだ、女の子誘うの」
「そうなんですか・・・」
だけど遠まわしの口説き文句もみなみちゃんにサラリと流され・・・
めげずにまた口説き始める。
「この店友だちに教えて貰って、彼女ができたら来ようと思ってた店でさ」
「私なんかと来ちゃって良かったんですか?」
「全然、つーかもうここしか思いつかなかったから」
「・・・そんなに待ちきれないくらい来たかったんですね、このお店」
「えっ?・・・いや」
「あ・・・コレ何だろう・・・凄く美味しい」
そして話は変わってしまった。
みなみちゃん、何か勘違いしてないか?
つーかもしかして鈍感・・・
でも何となく話題はそこから離れていって食事を終えた俺たちは店を出た。
去年まで高校生だったみなみちゃんは「大人の男」に弱いと見た。
・・・というのは想像だ。
正直、年下は範囲外だったから俺なりに考えた結論だ。
でもその読みは大きく外れた訳じゃないようで、みなみちゃんは美味しい料理と店の雰囲気に酔っていた。
これは・・・イケるかもしれない・・・
計画通りな展開にほくそ笑む俺。
「みなみちゃんと食べると美味しいな、・・・また食事付き合ってよ」
「えっ?」
「あ・・・でも彼氏に悪いかな?」
さり気ないリサーチも欠かさない。
でも例え彼氏が居ても問題はない。
要は俺に惚れさせてしまえばいいだけだ。
それでも初めから余計な障害はないに越したことはないわけで・・・
「そんな・・・いないです、彼氏なんて」
「えっ?みなみちゃんそんなに可愛いのに?」
「いえ・・・えっと・・・はい、いないです」
「マジで?」
「本当です」
「本当に?・・・でもそれなら彼氏に遠慮なく誘えるな」
キターーー!!
喜びを隠して大人を演じた。
そしてさり気なく「俺みなみちゃんのこと気に入ってますよ」アピも欠かさない。
さあ来いみなみちゃん!
「山下さんは?」
伺うようにみなみちゃんが俺を見た。
これはイケる・・・
絶対にイケる・・・
「俺もいないよ」
「本当に?」
「本当に。・・・つーか久しぶりなんだ、女の子誘うの」
「そうなんですか・・・」
だけど遠まわしの口説き文句もみなみちゃんにサラリと流され・・・
めげずにまた口説き始める。
「この店友だちに教えて貰って、彼女ができたら来ようと思ってた店でさ」
「私なんかと来ちゃって良かったんですか?」
「全然、つーかもうここしか思いつかなかったから」
「・・・そんなに待ちきれないくらい来たかったんですね、このお店」
「えっ?・・・いや」
「あ・・・コレ何だろう・・・凄く美味しい」
そして話は変わってしまった。
みなみちゃん、何か勘違いしてないか?
つーかもしかして鈍感・・・
でも何となく話題はそこから離れていって食事を終えた俺たちは店を出た。