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限界Lovers
第31章 初めて記念日
それにはさすがの俺もムッとした。


「・・・でもテクには自信がある」


「それだって日和さんに随分叩かれて教わったんだろ?最初の頃日和さん言ってたよな“遥斗のセックスは独りよがりでオナニーみたい”って・・・そういやアレも付き合う前だっけ?」


「それはむ、昔の話だから」


「とにかく処女とヤルなら忍耐だよ。後は・・・無理はさせない」


「もっと身になるようなこと教えてくれよ!」


俺の叫びに友人はうーんと唸る。


「痛いんだろ?そういうのどうしたら減らしてやれんの?」


「角度・・・角度が合わなきゃ痛がる」


「角度・・・ナルホド」


「後は前戯に時間をかけろ。処女膜を突く時は一気だ。ここで躊躇うと余計に痛がる・・・可哀想でも心を鬼にして突け!」


「心を鬼にね・・・」


そして友人は言った。


「処女はいいぞ・・・全身で愛してくれる感じがたまらない。健気なんだよ・・・あなたと繋がりたいっていう無償の愛がな」


「無償の愛・・・」


「でもセックスに面白味を求めるお前には不向きかもな。・・・間違っても最初からイかせようとか思うなよ」


「そうなのか?」


「そうなんだよ・・・心だ、処女は心で満足するんだ」


「・・・・・・・・・」


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