この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
限界Lovers
第31章 初めて記念日
「ただいまーお母さん、びっくりだよ!?今ねぇみなみが彼氏と居てさぁ・・・えっ?知らなかったの俺だけ?・・・酷いなぁ・・・」
静かな街にお父さんの声は良く聞こえた。
俺とみなみちゃんは何だかんだお父さんの登場に救われ・・・
二人で力なく笑い合う。
でも二人の間に会話は生まれず、結局何も話さないままそこで別れた。
それからしばらく、俺はみなみちゃんに連絡できなかった。
みなみちゃんからも来なかった。
本当は俺からしなきゃいけないことはよく分かってる。
会わない分、色んな事を考えていた。
・・・この頃にはみなみと寝たい理由は単にエロい事だけじゃなく・・・みなみをもっと知りたいとか深く繋がりたいとか・・・身体以外の何かも求めていたことは確かだった。
二月に入るとお袋が俺に言った。
「遥斗、お母さん14日はお父さんのとこ行ってくるからね」
「14日?」
「バレンタインよー。あゆちゃんも彼のとこに行くだろうから遥斗一人だけど平気よね?」
「平気よねって・・・俺大人なんだけど・・・」
この頃、姉貴には彼氏がいた。
イベントになればキャッキャウフフしてまだ可愛げがあったんだ・・・今思えば。
それらまた少ししていい加減みなみちゃんに連絡しようと思って携帯を眺めていると着信が鳴った。
「おわっ!」
焦って落としそうになりながら電話に出るとみなみちゃんで・・・
『もしもし』
「も、もしもし」
相変らずぎこちない俺たち。
『遥斗さん・・・今家?』
「あ・・・うん、そうだけど」
『ちょっとだけ会えないかな』
「えっ?」
『今ね、遥斗さんちの側に居るの・・・』
側に居るって・・・
時計を見ると10時を回っている。
「どこ?どこにいるの?」
「・・・スーパーの裏の公園」
あんな所に・・・
女の子が夜一人でいる場所じゃない。
「みなみちゃん、通りにドラッグストアあっただろ?」
「ん・・・」
「そこ12時までやってるから・・・いや、でも下手に動かない方がいいのか?・・・電話このまま切るなよ!?」
ジャケットを着て慌てて家を飛び出した。
走れば2、3分の距離だけど心配で仕方ない。
静かな街にお父さんの声は良く聞こえた。
俺とみなみちゃんは何だかんだお父さんの登場に救われ・・・
二人で力なく笑い合う。
でも二人の間に会話は生まれず、結局何も話さないままそこで別れた。
それからしばらく、俺はみなみちゃんに連絡できなかった。
みなみちゃんからも来なかった。
本当は俺からしなきゃいけないことはよく分かってる。
会わない分、色んな事を考えていた。
・・・この頃にはみなみと寝たい理由は単にエロい事だけじゃなく・・・みなみをもっと知りたいとか深く繋がりたいとか・・・身体以外の何かも求めていたことは確かだった。
二月に入るとお袋が俺に言った。
「遥斗、お母さん14日はお父さんのとこ行ってくるからね」
「14日?」
「バレンタインよー。あゆちゃんも彼のとこに行くだろうから遥斗一人だけど平気よね?」
「平気よねって・・・俺大人なんだけど・・・」
この頃、姉貴には彼氏がいた。
イベントになればキャッキャウフフしてまだ可愛げがあったんだ・・・今思えば。
それらまた少ししていい加減みなみちゃんに連絡しようと思って携帯を眺めていると着信が鳴った。
「おわっ!」
焦って落としそうになりながら電話に出るとみなみちゃんで・・・
『もしもし』
「も、もしもし」
相変らずぎこちない俺たち。
『遥斗さん・・・今家?』
「あ・・・うん、そうだけど」
『ちょっとだけ会えないかな』
「えっ?」
『今ね、遥斗さんちの側に居るの・・・』
側に居るって・・・
時計を見ると10時を回っている。
「どこ?どこにいるの?」
「・・・スーパーの裏の公園」
あんな所に・・・
女の子が夜一人でいる場所じゃない。
「みなみちゃん、通りにドラッグストアあっただろ?」
「ん・・・」
「そこ12時までやってるから・・・いや、でも下手に動かない方がいいのか?・・・電話このまま切るなよ!?」
ジャケットを着て慌てて家を飛び出した。
走れば2、3分の距離だけど心配で仕方ない。