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限界Lovers
第31章 初めて記念日
「みなみちゃん!」


みなみちゃんは公園の街頭の下に居た。
俺を見つけると嬉しそうに笑った。


「どうしたんだよ・・・こんな遅くに危ないだろ!?」


「この間会ってから会ってなかったから・・・」


「・・・それだけで?」


「うん、迷惑だったかな・・・」


「・・・迷惑なはずないだろ」


みなみちゃんを抱きしめると髪もコートもひんやり冷たい。
頬を触ると更に冷たかった。


「こんなに冷えて・・・」


「2月だから・・・遥斗さんの手はあったかいね」


「みなみちゃんが暖かいなら良かったよ」


頬を包む手をみなみちゃんの手が更に押し付ける。
手はもっと冷たかった。


「遥斗さんに嫌われたかと思って・・・」


「えっ・・・」


「この間・・・なんか気まずかったから・・・」



みなみちゃん・・・
俺はこの子にこんなにも心配をさせていたのか・・・


「嫌うなんて・・・この間は何て言うか・・・」


言いづらい・・・
4つも下の子に「嫉妬しました」なんて。


でも言わなきゃいけないんだ、多分・・・


「嫉妬したんだ・・・大輔に」


「!」


「みなみちゃんと仲良さそうに喋ってるからさ・・・みっともないよな」


笑って誤魔化しながらできるだけ軽く言った。
するとみなみちゃんはウルウルと目を潤ませる。


「本当に?本当は別れたくなっちゃったりしてない?」


「本当だよ!別れるなんて・・・考えたこともないし」


「良かった・・・」


声を震わせるみなみちゃんは健気で可愛くて・・・


俺、本気でこの子が好きだ・・・


そう強く思った。


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