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限界Lovers
第32章 サプライズは突然に
「でも生理予定日明日だし・・・間違いかな。お腹も痛いし胸も張るし・・・予定通り来そうな気はする」
「間違いにしてはクッキリ過ぎねーか?」
使用済みの判定を覗き込み、ああじゃないこうじゃないと意見し合う。
結局、明日予定通り来なかったら病院に行ってみようという話でまとまった。
・・・翌日、みなみの生理は来なかった。
それから一週間様子を見て・・・やはり来ないので家の近くの産婦人科に行ってみる。
ここでも尿検査をさせられ、待合室で待っていると名前を呼ばれ診察室に通される。
「一ノ瀬さん・・・ね、」
「はい」
「妊娠してますね」
「!」
それからみなみは診察台に乗せられて、用意が整ったところで俺が呼ばれる。
「その画面見ててね」
白黒のよく分からない画面にはポッカリと丸い何かが一つ見えた。
「これが赤ちゃんの袋、まだ心音は確認できないねぇ・・・」
診察台の近くには籠があってみなみの下着が置いてあった。
新しい命に目を奪われながら、カーテンの向こうで医者が何をしてるんだか俺は気が気じゃない。
それからプリントアウトした画像を渡され、また四週後に来てくれと呆気なく帰される。
帰り際に看護師に俺たちに籍が入ってないからか・・・産むか産まないかの意思を確認され、ショックの余り力一杯俺は答える。
「産みます!」
「・・・一ノ瀬さんは?」
「もちろん・・・産みます」
順序って大事なんだなとつくづく思わされた。
「間違いにしてはクッキリ過ぎねーか?」
使用済みの判定を覗き込み、ああじゃないこうじゃないと意見し合う。
結局、明日予定通り来なかったら病院に行ってみようという話でまとまった。
・・・翌日、みなみの生理は来なかった。
それから一週間様子を見て・・・やはり来ないので家の近くの産婦人科に行ってみる。
ここでも尿検査をさせられ、待合室で待っていると名前を呼ばれ診察室に通される。
「一ノ瀬さん・・・ね、」
「はい」
「妊娠してますね」
「!」
それからみなみは診察台に乗せられて、用意が整ったところで俺が呼ばれる。
「その画面見ててね」
白黒のよく分からない画面にはポッカリと丸い何かが一つ見えた。
「これが赤ちゃんの袋、まだ心音は確認できないねぇ・・・」
診察台の近くには籠があってみなみの下着が置いてあった。
新しい命に目を奪われながら、カーテンの向こうで医者が何をしてるんだか俺は気が気じゃない。
それからプリントアウトした画像を渡され、また四週後に来てくれと呆気なく帰される。
帰り際に看護師に俺たちに籍が入ってないからか・・・産むか産まないかの意思を確認され、ショックの余り力一杯俺は答える。
「産みます!」
「・・・一ノ瀬さんは?」
「もちろん・・・産みます」
順序って大事なんだなとつくづく思わされた。