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限界Lovers
第32章 サプライズは突然に
「花恋、みーたんって言って?」
「・・・みーたん」
ゴリ子先輩のハスキーボイスは先輩の貫禄に拍車をかける。
「・・・にーに」
ぼんやりとみなみと先輩を見ていると、突然先輩に指を指された。
「花恋はメンクイでかっこいいお兄さんが大好きなのよねー」
「ケケケ!にーに!」
ゴリラーマンの奥さんがニコニコして教えてくれた。
・・・マジか。
ゴリ子先輩肉食系か!
先輩にガン見され困っているとみなみが先輩を俺に渡す。
「ほら花恋ー、お兄ちゃんに抱っこしてもらって良かったねー」
「・・・・・・・・・」
抱っこさせられたが正解だけどな・・・
見つめ合う俺と先輩。
先輩は何が面白いのか相変わらず俺を見てケタケタ笑っている。
「・・・はは!」
愛想笑いは引き攣るがゴリ子先輩からは何とも言えない子供の甘くて熱い匂いが漂っていて・・・
子供って可愛いかもしれない・・・
ほんのちょっとだけそんなことを思った。
食事が終わり場も和やかになった頃、俺たちは両親に切り出した。
「あの・・・ちょっと話があるんですが」
「何?改まって」
「・・・実は・・・子どもができました」
・・・・・・・・・
一瞬場が静かになる。
あれ?と思っていると静かに立ち上がった人物がいた。
ゴリラーマンだ!
「山下・・・お前という奴はどこからどこまで・・・」
「ひっ・・・!」
ゆらゆらと近づくゴリラーマンからは殺気しか感じられない。
「自業自得ね」
姉貴はおろかお袋まで苦笑いで狙われる俺を見ていた。
親父に至っては渋い顔だ。
誰も俺を助けてくれようとしないという・・・
その後の俺がどうなったか・・・
これもまた余り思い出したくない記憶ではある・・・
「・・・みーたん」
ゴリ子先輩のハスキーボイスは先輩の貫禄に拍車をかける。
「・・・にーに」
ぼんやりとみなみと先輩を見ていると、突然先輩に指を指された。
「花恋はメンクイでかっこいいお兄さんが大好きなのよねー」
「ケケケ!にーに!」
ゴリラーマンの奥さんがニコニコして教えてくれた。
・・・マジか。
ゴリ子先輩肉食系か!
先輩にガン見され困っているとみなみが先輩を俺に渡す。
「ほら花恋ー、お兄ちゃんに抱っこしてもらって良かったねー」
「・・・・・・・・・」
抱っこさせられたが正解だけどな・・・
見つめ合う俺と先輩。
先輩は何が面白いのか相変わらず俺を見てケタケタ笑っている。
「・・・はは!」
愛想笑いは引き攣るがゴリ子先輩からは何とも言えない子供の甘くて熱い匂いが漂っていて・・・
子供って可愛いかもしれない・・・
ほんのちょっとだけそんなことを思った。
食事が終わり場も和やかになった頃、俺たちは両親に切り出した。
「あの・・・ちょっと話があるんですが」
「何?改まって」
「・・・実は・・・子どもができました」
・・・・・・・・・
一瞬場が静かになる。
あれ?と思っていると静かに立ち上がった人物がいた。
ゴリラーマンだ!
「山下・・・お前という奴はどこからどこまで・・・」
「ひっ・・・!」
ゆらゆらと近づくゴリラーマンからは殺気しか感じられない。
「自業自得ね」
姉貴はおろかお袋まで苦笑いで狙われる俺を見ていた。
親父に至っては渋い顔だ。
誰も俺を助けてくれようとしないという・・・
その後の俺がどうなったか・・・
これもまた余り思い出したくない記憶ではある・・・