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限界Lovers
第7章 チェリー・チェリー・ストロベリー
「誰かな」
「宅急便か?みなみ何か頼んだ?」
「ううん」
名残惜しくはあるが、とりあえず返事してドアを開けると。
「あ、あ、あ、あの…」
隣の……
「……はい?」
隣の大学生の視線は俺を通り越し誰かを探している。
その宛がみなみなんてことは考えなくてもわかることだ。
「誰だった?」
その時、みなみがヒョッコリ顔を出す。
「!」
隣の大学生の顔がみるみる赤くなり、目の前の俺の存在なんててんで無視でみなみに向かって呼び掛けた。
「僕…隣の鈴木っていいます!じ、実家からさくらんぼ送られてきて…もし良かったら…す、す、少しどうぞ」
「さくらんぼ!?」
みなみが目を輝かせヒョコヒョコ出てくる。
「うわ、美味しそう!いいんですか?」
「おいしいんです、いいんです」
大学生は随分テンパってるのか怪しい日本語でロボットみたいにカクカクしている。
「ありがとうございます」
「!」
ああ…みなみ……
お前は本当に……
惜し気もなく向ける笑顔に大学生は失神寸前だ。
そしてこの時俺の疑惑は確信に変わる。
こいつ、みなみのことが好きだ。
「……本当にありがとうございます。こいつさくらんぼとか好きだから」
みなみの腰を引き寄せ俺も笑顔を作ってみる。
とりあえず相手は垢抜けないボクちゃんだ。
心配には及ばないだろう。
「……そ、そうなんですか。良かった…じゃあまた来たら持ってきます!……みなみちゃんに」
「えっ!?」
「あっ!」
「………」
どうしてみなみの名前を?という疑問が俺とみなみの間で浮かんだ瞬間。
大学生は誰も聞いてないのにまくしたてる。
「ああっ!今…今…カレシさんが“みなみ”って呼んでたから」
……呼んだか?
でもアホなみなみは納得している。
「か…かわいいですね」
「えっ!?」
「な、な、名前が!名前可愛いです」
「そう…ですか?」
「はい…すごく好きです」
「えっ!?」
「………名前が」
「宅急便か?みなみ何か頼んだ?」
「ううん」
名残惜しくはあるが、とりあえず返事してドアを開けると。
「あ、あ、あ、あの…」
隣の……
「……はい?」
隣の大学生の視線は俺を通り越し誰かを探している。
その宛がみなみなんてことは考えなくてもわかることだ。
「誰だった?」
その時、みなみがヒョッコリ顔を出す。
「!」
隣の大学生の顔がみるみる赤くなり、目の前の俺の存在なんててんで無視でみなみに向かって呼び掛けた。
「僕…隣の鈴木っていいます!じ、実家からさくらんぼ送られてきて…もし良かったら…す、す、少しどうぞ」
「さくらんぼ!?」
みなみが目を輝かせヒョコヒョコ出てくる。
「うわ、美味しそう!いいんですか?」
「おいしいんです、いいんです」
大学生は随分テンパってるのか怪しい日本語でロボットみたいにカクカクしている。
「ありがとうございます」
「!」
ああ…みなみ……
お前は本当に……
惜し気もなく向ける笑顔に大学生は失神寸前だ。
そしてこの時俺の疑惑は確信に変わる。
こいつ、みなみのことが好きだ。
「……本当にありがとうございます。こいつさくらんぼとか好きだから」
みなみの腰を引き寄せ俺も笑顔を作ってみる。
とりあえず相手は垢抜けないボクちゃんだ。
心配には及ばないだろう。
「……そ、そうなんですか。良かった…じゃあまた来たら持ってきます!……みなみちゃんに」
「えっ!?」
「あっ!」
「………」
どうしてみなみの名前を?という疑問が俺とみなみの間で浮かんだ瞬間。
大学生は誰も聞いてないのにまくしたてる。
「ああっ!今…今…カレシさんが“みなみ”って呼んでたから」
……呼んだか?
でもアホなみなみは納得している。
「か…かわいいですね」
「えっ!?」
「な、な、名前が!名前可愛いです」
「そう…ですか?」
「はい…すごく好きです」
「えっ!?」
「………名前が」