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限界Lovers
第8章 鈴木将太の憂鬱
わざわざ僕から彼氏の話を振ってしまった。
でも…一度流れ出した会話の路線変更は難しく。
「二人で住むなら少し広い方がいいって彼が譲らなくて」
「みなみちゃんたちは付き合って長いの?」
「もうすぐ2年です」
「……そうなんだ」
「今、彼氏が出張で。明日帰ってくるんですけど…一人だとなんか部屋が広く感じちゃって」
「……そうなんだ」
彼のことを話す時のみなみちゃんは悔しいことに可愛さが増して見えた。
お茶を出して僕も向かい合わせに座る。
そして僕の視線はみなみちゃんの胸で止まった。
「………」
みなみちゃんは…彼氏に毎晩この胸を…
あんな声を出すくらいこの身体を隅々まで愛されているんだ。
例えば僕が肉食獣みたいな男だったら、隙を見てみなみちゃんを押し倒しその身体を僕のものにしてしまうに違いない。
でも、僕がほしいのはみなみちゃんの身体だけじゃないんだ。
僕はみなみちゃんの心が欲しい。
そりゃちょっとは…本当は喉から手が出るほど身体だって欲しいけど、何より僕はみなみちゃんの笑顔が好きだから。
♪~
その時、聞き覚えのない着信が聞こえみなみちゃんが反応する。
「あっ、ごめんなさい」
そしてスマホを取り出し画面を見るとパッと表情を明るくした。
でも…一度流れ出した会話の路線変更は難しく。
「二人で住むなら少し広い方がいいって彼が譲らなくて」
「みなみちゃんたちは付き合って長いの?」
「もうすぐ2年です」
「……そうなんだ」
「今、彼氏が出張で。明日帰ってくるんですけど…一人だとなんか部屋が広く感じちゃって」
「……そうなんだ」
彼のことを話す時のみなみちゃんは悔しいことに可愛さが増して見えた。
お茶を出して僕も向かい合わせに座る。
そして僕の視線はみなみちゃんの胸で止まった。
「………」
みなみちゃんは…彼氏に毎晩この胸を…
あんな声を出すくらいこの身体を隅々まで愛されているんだ。
例えば僕が肉食獣みたいな男だったら、隙を見てみなみちゃんを押し倒しその身体を僕のものにしてしまうに違いない。
でも、僕がほしいのはみなみちゃんの身体だけじゃないんだ。
僕はみなみちゃんの心が欲しい。
そりゃちょっとは…本当は喉から手が出るほど身体だって欲しいけど、何より僕はみなみちゃんの笑顔が好きだから。
♪~
その時、聞き覚えのない着信が聞こえみなみちゃんが反応する。
「あっ、ごめんなさい」
そしてスマホを取り出し画面を見るとパッと表情を明るくした。