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限界Lovers
第9章 お仕置きだよ、お姫様
「珍しいな、水羊羹なんて」


「鈴木くんにもらっちゃった」



「ふうん…来たの?」



「う…うん」



みなみがまた視線を外した。



「…なんか…あった?」



「ない…よ?」



「嘘だね」



みなみのおとがいを持ち上げる。
目が泳ぐみなみの動揺は、裏付けされた出来事からきてるはずだ。



「何か言われた?」


「言われてない」


「じゃあ何かされたのか?」


「されてない」



「じゃあ何があった?」




顎に添えた手に力を入れるとみなみの眉が歪む。



「言えよ」


「…………」


「言えって。それとも俺に言えないこと?」


真っ直ぐみなみの目を見ると俺に呑まれて視線を反らせないみなみ。
でもその瞳は揺れている。



「言え」



耳元に唇を寄せ低く囁くとみなみが震えた。



「ちょっとしたアクシデントで…」


「うん」


「は、裸を見られました」


「………」


裸?
一瞬意味を理解できずに自問する。
けどすぐにその意味を理解すると…


「キャッ!」


みなみを押しやり壁に押し付ける。
みなみは怯えた顔で俺を見た。



「…何で?」


低い声だった。
感情が全く感じられない無機質な声。


「何でそんなことになったの?」


「……遥斗帰ってこないかなって思いながら一日過ごしてて…そしたらお風呂に入ってたらインターホンが鳴って…遥斗かもって慌てて出たら鈴木くんで…」


震えた声のみなみは饒舌だ。
潤んだ瞳も震えた声も俺の加虐心に火をつける。


「バ…バスタオルがほどけちゃって…」


「…普通に考えたら俺じゃないこと分かるよな?アイツだって分かってわざとやったんじゃないの?」


「そんなことあるわけないじゃん!それに一瞬だったから見えてないかもしれないし…鈴木くんだってそう言ってたから…」


「男がそんな一瞬見逃すと思うか?」


「だって…」



俺しか知らなかったみなみの裸を寄りによってアイツになんて…


両手を押さえつけたままみなみの首筋に顔を埋めた。




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