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限界Lovers
第10章 カルテット★ナイト
「大丈夫だった?駿くんじゃ清花を任せられーん!なんて…」
「オイ!」
「大丈夫大丈夫。ウチのお父さん駿くんのこと気に入ってたから…ただやっぱり早いんじゃないかって心配されたけど…」
「とりあえず親父が結婚するならって家を二世帯に改築してる」
「気が早いねぇ…」
「住む場所とかそんな問題もクリアすればやっていけなくはないからな」
「なんか…急に大人だね」
「そうか?でも実際好きだけじゃ生活できないし…みなみだってそうだろ?同棲も金かかるじゃん」
「そ…そうね」
「あ、でも遥斗さん年上だしその辺しっかり考えてるんじゃないかな。みなみたちは結婚とかそんな話は?」
「ない…かな…まだ」
実際、私は就職浪人で。そんな諸々を考えるとまだそんな段階じゃない気がするし…
いつかは…っていうニュアンスはあるけど現実的な話は出たことがない。
「でも遥斗さんのラブっぷりを見るとみなみたちも近いんじゃないかな」
「…どうなのかな。みなみ就職浪人だし」
「そのまま結婚しちゃえば?」
「遥斗…私との結婚とか考えてるのかな」
幸せな二人の前でマイナス思考な私。
きーちゃんと駿くんはハッと目を見合わせて慌てたように取り繕った。
「でも急ぐことでもないしな」
「そうだよ!それにみなみがお嫁に行くなんてなったらみなみのお兄さんも…ね」
「そうだ!元気か?あの兄さん」
「元気…子供も生まれたよ。超お兄ちゃん似の姪っ子が」
そこで二人はまた目を見合わせた。
「もうすっごい可愛いの。最近喋れるようになってね、私のこと“みーたん”って言うんだよ」
「へ…へえ…女の子?…お兄さん似の」
「そう」
「…………」
そして黙り込む…
「…そうだ!今日みなみを呼んだのは単に俺たちの報告がしたかったわけじゃなくて」
「そうそう!旅行行かない?遥斗さんも一緒に四人で」
「旅行!?」
「結婚前に記念に…な、」
「そう、だから遥斗さんの都合も聞いてみてよ」
「行く!行きたい!!」
「10月くらいに行けるといいよな。11月入ると俺の仕事が立て込んで休みがな…」
「10月の初めは園の運動会だからそれまではちょっと忙しいかも」
「オイ!」
「大丈夫大丈夫。ウチのお父さん駿くんのこと気に入ってたから…ただやっぱり早いんじゃないかって心配されたけど…」
「とりあえず親父が結婚するならって家を二世帯に改築してる」
「気が早いねぇ…」
「住む場所とかそんな問題もクリアすればやっていけなくはないからな」
「なんか…急に大人だね」
「そうか?でも実際好きだけじゃ生活できないし…みなみだってそうだろ?同棲も金かかるじゃん」
「そ…そうね」
「あ、でも遥斗さん年上だしその辺しっかり考えてるんじゃないかな。みなみたちは結婚とかそんな話は?」
「ない…かな…まだ」
実際、私は就職浪人で。そんな諸々を考えるとまだそんな段階じゃない気がするし…
いつかは…っていうニュアンスはあるけど現実的な話は出たことがない。
「でも遥斗さんのラブっぷりを見るとみなみたちも近いんじゃないかな」
「…どうなのかな。みなみ就職浪人だし」
「そのまま結婚しちゃえば?」
「遥斗…私との結婚とか考えてるのかな」
幸せな二人の前でマイナス思考な私。
きーちゃんと駿くんはハッと目を見合わせて慌てたように取り繕った。
「でも急ぐことでもないしな」
「そうだよ!それにみなみがお嫁に行くなんてなったらみなみのお兄さんも…ね」
「そうだ!元気か?あの兄さん」
「元気…子供も生まれたよ。超お兄ちゃん似の姪っ子が」
そこで二人はまた目を見合わせた。
「もうすっごい可愛いの。最近喋れるようになってね、私のこと“みーたん”って言うんだよ」
「へ…へえ…女の子?…お兄さん似の」
「そう」
「…………」
そして黙り込む…
「…そうだ!今日みなみを呼んだのは単に俺たちの報告がしたかったわけじゃなくて」
「そうそう!旅行行かない?遥斗さんも一緒に四人で」
「旅行!?」
「結婚前に記念に…な、」
「そう、だから遥斗さんの都合も聞いてみてよ」
「行く!行きたい!!」
「10月くらいに行けるといいよな。11月入ると俺の仕事が立て込んで休みがな…」
「10月の初めは園の運動会だからそれまではちょっと忙しいかも」