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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
エリさんにエスコートされて滝つぼにたどり着くと、目を輝かせたクロウが列に並んでいた。
「普通、滝つぼから川下りって馬鹿らしいけどな」
「滝つぼの先がまだ川になってて……っていう事はあるんじゃない?」
「早々無いだろ」
まぁ、ここは現実の世界じゃないんだし。
「滝つぼの先も何かあるのかな?」
「あの先は、バトルフィールドになっているんです。Lv100以上のプレイヤー限定なので、レベルを上げてからお越し下さい」
笑顔で説明してくれたのは、近くに居たお侍さん。
名前を見るとNPCだった。
「ほー、利便性もありそうだし、ギルドハウスでも作っとくか?」
「ギルドハウスって、そう簡単に作れるの?」
「あー、マイルーム券を消費するか、リアルマネーを払うんだけど、何人か買いたい奴が居たらマイルーム券が優先されるんだ」
「申し訳ございません、現在は家をお持ちで無い方が多いので、マイルーム券のみとなっており、マイルーム券の購入もVIPのお客様のみとなっております」
「げ、そうなのか」
私のマイルーム券は、確かあったはず。
毎日持ち歩いているバッグの中に、クーポン券類は殆ど持ち歩いているから。
バックの中を探していると、すっと横から手が伸びてきた。
黒い皮手袋をしていたから、たぶんエリさんだと思う。
「お、あるじゃん」
「クロウも持ってるよね」
クロウの横に並んだはずなのに、クロウは目の前にある壮大な滝に見とれてほとんど話は聞いていない。
「まぁ、楽しそうだしそっとしておいてやれ」
「そ、そうだね」
よくよく思えば、家の仕事ばかりで旅行なんて連れて行ってあげてなかった。
そもそも、私が行けなかったせいもあるけど。
家に居ながら色んな場所に行けるから、旅行をした事のないクロウにも丁度いい機会なのかもしれない。
それもそうで、クロウはさっきから町並みを見たり奥にある花々を見たり、滝を見たり……、色々な風景を見ては目を輝かせていた。
「城下町のお城は、VIPの方のみお売りしている家なんですよ」
「げ、城も売るのか?」
「はい、売らせてもらいます」
買ってあげたら、クロウはとても喜ぶんだろうなぁ……。
目を輝かせながら、辺りをキョロキョロと眺めているクロウを見る。
浚われたり、色々辛い事もあっただろうし……、買って上げたいけど私はVIPIDじゃなかったから……。
「普通、滝つぼから川下りって馬鹿らしいけどな」
「滝つぼの先がまだ川になってて……っていう事はあるんじゃない?」
「早々無いだろ」
まぁ、ここは現実の世界じゃないんだし。
「滝つぼの先も何かあるのかな?」
「あの先は、バトルフィールドになっているんです。Lv100以上のプレイヤー限定なので、レベルを上げてからお越し下さい」
笑顔で説明してくれたのは、近くに居たお侍さん。
名前を見るとNPCだった。
「ほー、利便性もありそうだし、ギルドハウスでも作っとくか?」
「ギルドハウスって、そう簡単に作れるの?」
「あー、マイルーム券を消費するか、リアルマネーを払うんだけど、何人か買いたい奴が居たらマイルーム券が優先されるんだ」
「申し訳ございません、現在は家をお持ちで無い方が多いので、マイルーム券のみとなっており、マイルーム券の購入もVIPのお客様のみとなっております」
「げ、そうなのか」
私のマイルーム券は、確かあったはず。
毎日持ち歩いているバッグの中に、クーポン券類は殆ど持ち歩いているから。
バックの中を探していると、すっと横から手が伸びてきた。
黒い皮手袋をしていたから、たぶんエリさんだと思う。
「お、あるじゃん」
「クロウも持ってるよね」
クロウの横に並んだはずなのに、クロウは目の前にある壮大な滝に見とれてほとんど話は聞いていない。
「まぁ、楽しそうだしそっとしておいてやれ」
「そ、そうだね」
よくよく思えば、家の仕事ばかりで旅行なんて連れて行ってあげてなかった。
そもそも、私が行けなかったせいもあるけど。
家に居ながら色んな場所に行けるから、旅行をした事のないクロウにも丁度いい機会なのかもしれない。
それもそうで、クロウはさっきから町並みを見たり奥にある花々を見たり、滝を見たり……、色々な風景を見ては目を輝かせていた。
「城下町のお城は、VIPの方のみお売りしている家なんですよ」
「げ、城も売るのか?」
「はい、売らせてもらいます」
買ってあげたら、クロウはとても喜ぶんだろうなぁ……。
目を輝かせながら、辺りをキョロキョロと眺めているクロウを見る。
浚われたり、色々辛い事もあっただろうし……、買って上げたいけど私はVIPIDじゃなかったから……。