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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「おい、VIPIDじゃなくても買えるものなのか?」
「余程いいお身分の人で無い限り、VIPIDを取っていただく事になります」
「証明できればいいのか?」
「はい。ですが、接続元が特殊な場合のみとなっております」

その時、クロウさんがにやりと笑った。
何か、秘策があるって事なのかな?

「いけるの?」
「おう。俺等が泊まるこのホテルは、世界でも業界のトップスリーのみしか泊まれない完全防衛の要塞並なんだ」
「なんでそこまでないと泊まれないの?」
「外はもちろん、空。そのうち、いたる部屋に警官が配置されるぞ」
「ああ、だから護衛にそんなに人員は割けないって言ってたんだ……」
「そういう事」

でも、それってプライベートがなくなっちゃうって事だよね。
安全のためとは言え、ちょっと不便かも。

「お、お金はいくらなんだろう?」
「さー? 値段見て決めるか」

隼人君に月何百万も渡しているから、貧乏生活してるなんて口が裂けても言えない……。
焦った様子を見られないようにしながら、私は列に並び続けた。
乗れるのはまだまだ先で、当分待ってそうだった。
その横で、エリさんは何やらナビを弄ってる様子。
そういえば、ユリさんとかルイはどうしたんだろう?

「今から、ユリ達がこっちに向かうってよ」
「あれ、来るんだ?」
「おう、弟もいつの間にかにギルドに入ってたっぽくて、転職もしてる」
「へー、何になったの?」
「トレジャーハンター。お前んとこの執事って、本当に主人使い荒いな」
「あ、あはは……。否定しないよ」

いいタイミングで転職をしてない人が居たから、上手い事言って押し切ったんだろう。
だって、たっくんならナイトになりそうなのに。
魔法剣士とか憧れてたなぁ、なんて幼い頃のたっくんを思い出していた。

「列が凄いらしいけど、弟の奴がVIPIDらしいから、順番無しでこっちに向かうんだと」
「う、うわぁ……」

待っていた人達には悪いけど、すぐに来てくれるのは非常に嬉しい。
私もVIPIDにしたくなってきたけど、やっぱりお金高いのかな?

「弟が来たら、すぐに行けるな」
「うん、そうだね」

その後、エリさんに連れられてカキ氷屋さんへとやってきた。
待っている時間が惜しいという事で、少しでも着物を買おうとしたんだけど……、甘党なエリさんがカキ氷の誘惑に負けたみたい。
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