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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
「あの、装備を貰えると聞いたんですが!」
「新人さんですね、初心者応援セットをご用意しますので少々お待ち下さい」

パタパタとかけて行くさっきの青年は本当に可愛い。
たっくんに似た可愛さがある。
なんていうか、可愛いまま大人になったって言うか。
仕草もいちいち可愛いのだ。

「はい、こちらになります」
先程の青年はすぐに戻ってきた。
大きな袋を手渡してくれた。
「袋の中には説明書がございますので、こちらを飲みながら読んでも構いませんので。
ごゆっくり」
出されたのは、近くのエメラルドグリーンの海のような色をしたカクテル。
……美味しそう。

一口飲んでみると、ペパーミントの味が口いっぱいに広がる。
すると、体の回りがキラキラと光った。
目の前にいきなりウィンドウが出てきて……。

スピードブースト
アタックアップ
ディフェンスアップ
ヒットアップ
マジックアップ

「それは、飲むと一時的にステータスが上がるカクテルなんです」
「へー!」
「ここへ来ていただければいつでもタダでサービスしますので」
「これが強化魔法ってやつですか?」
「そうですね、魔法ではなく強化ドリンクですが」

魔法が消えないうちにレベルを上げなきゃ!!
私は、バーテンダーさんにお礼を言うとそそくさを立ち上がった。
向かうのはさっきの海岸!!
独身貴族なカニさんを見つけて相手してもらわなくっちゃ!

意気揚々と外に出ると、すぐにさっきの海岸が見つけられた。
独身貴族なカニさんを探していると、落ち込んでしょんぼりしているカニさんを見つける。
……なんだか、戦いにくいなぁ。
別なカニさんを探すと、気持ちよさそうにお昼寝してた。
……これは、戦ったら不意打ちになっちゃう。

そのまま歩いて行くと、しゅっしゅと素振りをしている亀さんを見つけた。
そして……私を見つけるなり猛ダッシュで走ってくる!!

慌てて逃げるけど、亀さんとは思えないスピードで走ってくる!!
後ろを見ると、亀さんは手足を甲羅の中に入れて超高速スピンで走ってくるじゃないか。

「は、反則だよー!!」

泣きそうになりながら走っていると石に躓いて転んでしまって、どし、どしと背中に鋭い痛みが走ってうずくまった。
そのまま我慢するように自分のひざを抱えて泣いていると、急に意識が遠のいて……。
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