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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「お持ち帰りでー」
「はい、畏まりました」

普通のイチゴや抹茶の他にも様々なフレーバーがあって、私はラムネをチョイスした。
桜はピーチにして、エリさんは練乳イチゴ。

「カシスオレンジもエメラルドパインとか、ミルクティーも気になるな」
「また今度ね」

そう言いつつも、一旦カキ氷を渡そうと戻ると、クロウの元にはルイ達が居て。
クロウと同じ服の、青いふわふわの髪の小さな男の子が立っていた。
目は大きくてくりくりしているエメラルドグリーン。
頬はふっくらしていて、小さい頃のたっくんにそっくりで凄く可愛い!
名前はミルフィーユ。

「……先輩、何買ってきてるんですか」
「げ、お前等いつの間に……」

後ずさりするエリさん。
だって、3人ぶんは買ってきてなかったからね。
それに、後ろのほうからはリヒトさんの声まで聞こえる。

「ごめんねー、ちょっと迷っちゃって」

苦笑して、私はクロウにピーチのカキ氷を渡して、もう一つ……、自分が食べる予定のラムネ味は柳に渡した。

「先輩」

手を出すユリさん。
その時だった。

「ねぇ、誰が誰なの?」

首を傾げているのは、確実にたっくん。
口調や声もそのまんまで、目や髪の色以外は小学生時代そのまんまだから。

そうして、私は誰が誰なのかと説明する。

「桜って、男にしたんだね」
「うむ、男の服など着れる機会もないからの」
「たっくんも女の子にすれば良かったのに」
「えー、なんかやだなー」

女の子のたっくんもなかなか可愛いと思う。
ふりふりの服とか着せたり、可愛い水着だって着せてみたいし。

「おい、コラカキ氷返せ」
「……先輩、ゴチになります」

横で、2人はかき氷を奪い合っている。
そんな2人を見て、リヒトさんは優雅に笑う。
あんなに王子さまっぽいリヒトさんが、現実ではヤーさん風だったなんて……、夢にも思わなかった。

「カキ氷、残りの人のぶんも買いに行こっか?」
「うん、そうだね」

私は、リヒトさんにエスコートされながら歩き出すと、後ろからてってっと音を立ててたっくんが歩いてくる。
そして、たっくんが追いついた頃には何処からともなく現れたエリさんにエスコートされていて、正直一瞬のうちに何があったのかなんてさっぱり理解が出来ない。

「僕チョコレートが良い」
「そんなにあったか?」
「うーん、ないんじゃないかな?」
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