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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「兄弟なのに待遇が違うのか?」
「うちの家系って女系家系だから、たっくんみたいな男の子って、本当に何百年に一人なんだってさ。前生まれた人は、ホモだったとかで、彼女も作らずに女を毛嫌いしているから、評判も悪かったみたいで……」
「それで、ノーマルな弟は可愛がられたって事か」
「性格も甘えたさんだから、可愛がられやすいんだと思う」
「ああ、それはあるな」

当本人は、城を買った権利書を登録するとかで連れて行かれた。
その後、ギルドハウスとして登録して、首都にあるギルドハウスと行き来できるように繋げるんだって。

「弟が来るまで暇だな」
「うーん、でも置いてくと拗ねちゃうよ、絶対」
「……大変だった」

泣きそうな顔で、ユリさんが訴える。
そういえば、強制ログアウトさせられたユリさんがたっくんのご機嫌取りしたんだっけ?
私を呼ばなかったのは、たぶん怒られるからだろうけど。

「うーん、近くに店ねぇ……」
「……あるの?」
「んー、遊郭と宿屋くらいか」
「本当に、何も無いんだね」
「えーと、この先に中華街があるな」

暫くエリさんがうなっていると、何やら見つけた様子で、私の手を引っ張った。

「……待って、まだ……」
「お前が残っとけよ」
「……それじゃ、姫置いてって」
「断る」

強制的という感じで、私は外に連れ出される。

「ねぇ、何を買いに行くの?」
「すぐ近くに中華町があるらしくて、ちょっと服でも買いに行くぞ」
「服かー、たっくんとかに服を買ってあげないと」
「それは、本人達が来てからでいいだろ?」

そう言われ、たどり着いた先は色がカラフルな建物が多く立ち並ぶ町。
ここにも人は多くて、洋服を買うにも行列が出来ている。

「うわー、今日は人が多いな」
「うん、また今度のほうがいいんじゃない?」
「おいおい、平日だぞ?」

呆れた様子で、元来た道を戻ろうとすると、NPCが屋台を押していた。

「結局食い物か、まぁいいけど」

そういいつつも、ちゃっかりシュウマイと餃子と肉まんを買っている。

「おー、ミニチャイナいいな」
「この前も服買ったじゃない。全部着てないよ?」
「大丈夫、クリエイターが出来たんだから、レベル事に毎日着替えられるように、装備も量産できるぞ」

そういう問題じゃないんだけどなぁ、と思うけど……、さっきの女の子達を見送ったエリさんは嬉しそう。
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