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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
そして、現在は城の一階にある家具も何も置かれてない部屋で、皆で輪になりながら座っている。
このままだと、だらだらと観光を続けてレベルを上げないだろうというリヒトさんの意見があったから。
一応、レベル上げに行った事を話そうかと思ったけど……、エリさんがまた怒られそうだったから黙っておく。
そりゃ、まぁ……、あんなに火傷する程痛かったのに気づいてもらえなかったのはとってもショック。
でも、しょうがないと思ってしまう。
理由は無いけど。
「とりあえず、ミルフィとクロウは首都にあるギルドハウスに戻ってね。ミルフィが二階のビーチで採取すれば海水が汲めるから、クロウがそれを塩にするのさ。それで、暫くレベルが上がると思うよ」
「海水を汲むだけなら、他の人もお手伝いできるよねー?」
「残念ながら、トレジャーハンターができるまで海水を汲んだりとかはできなかったぞ。手で掬っても何も無い徹底振りだったからな。トレジャーハンターだと、器具を使えば採取できるっていう仕組みだ」
「変なのー」
「まぁ、そこはゲームだしね」
そんなこんなで、つい先ほど繋げたドアからたっくんとクロウは首都のほうへと帰って行った。
残るは、私とルイだ。
「俺とお嬢様がPTを組めば、すぐ上がるから……」
「いや、お前はソロで俺と姫が組んだほうが早いと思うぞ」
「そうかなぁ? 少しPT組んで様子を見たらどうかな?」
「シーフって、急所に当てて倒すスキルばかりじゃないだろ? 他のPTメンバーも居ると居場所がバレて狩りがしにくいと思うぞ」
「……必死」
「いいだろ、別に!」
私には参加できない会話だった。
だって、どんな場所に行くとか全然知らないんだよ?
前、連れてってもらったけど、結局火傷するし亀さんが来るし、魅力<チャーム>にかかっちゃうしで全然レベルは上がらなかったし。
そんな状況だから、正直全然戦った事がないも同然だから。
本音を言えば、私も戦わなくていい職に変えたいくらい。
「全員で組めばいい話じゃ?」
「まぁ、そうだよ。無理にペアとか組む必要もないと思うなー」
「効率を考えたら、ペアが一番だろ?」
「……嘘臭い」
こうしている間にも、時間はどんどん過ぎてって。
気が付けば、たっくんとクロウが袋一杯に塩を作って戻ってきた。
狩場にでかけてないから、もちろん怒られたけど。
このままだと、だらだらと観光を続けてレベルを上げないだろうというリヒトさんの意見があったから。
一応、レベル上げに行った事を話そうかと思ったけど……、エリさんがまた怒られそうだったから黙っておく。
そりゃ、まぁ……、あんなに火傷する程痛かったのに気づいてもらえなかったのはとってもショック。
でも、しょうがないと思ってしまう。
理由は無いけど。
「とりあえず、ミルフィとクロウは首都にあるギルドハウスに戻ってね。ミルフィが二階のビーチで採取すれば海水が汲めるから、クロウがそれを塩にするのさ。それで、暫くレベルが上がると思うよ」
「海水を汲むだけなら、他の人もお手伝いできるよねー?」
「残念ながら、トレジャーハンターができるまで海水を汲んだりとかはできなかったぞ。手で掬っても何も無い徹底振りだったからな。トレジャーハンターだと、器具を使えば採取できるっていう仕組みだ」
「変なのー」
「まぁ、そこはゲームだしね」
そんなこんなで、つい先ほど繋げたドアからたっくんとクロウは首都のほうへと帰って行った。
残るは、私とルイだ。
「俺とお嬢様がPTを組めば、すぐ上がるから……」
「いや、お前はソロで俺と姫が組んだほうが早いと思うぞ」
「そうかなぁ? 少しPT組んで様子を見たらどうかな?」
「シーフって、急所に当てて倒すスキルばかりじゃないだろ? 他のPTメンバーも居ると居場所がバレて狩りがしにくいと思うぞ」
「……必死」
「いいだろ、別に!」
私には参加できない会話だった。
だって、どんな場所に行くとか全然知らないんだよ?
前、連れてってもらったけど、結局火傷するし亀さんが来るし、魅力<チャーム>にかかっちゃうしで全然レベルは上がらなかったし。
そんな状況だから、正直全然戦った事がないも同然だから。
本音を言えば、私も戦わなくていい職に変えたいくらい。
「全員で組めばいい話じゃ?」
「まぁ、そうだよ。無理にペアとか組む必要もないと思うなー」
「効率を考えたら、ペアが一番だろ?」
「……嘘臭い」
こうしている間にも、時間はどんどん過ぎてって。
気が付けば、たっくんとクロウが袋一杯に塩を作って戻ってきた。
狩場にでかけてないから、もちろん怒られたけど。