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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「何処にも行かないなら、手伝ってくれたっていいじゃん!」
「いや、何処に行くか話してたんだって」
「塩ばかり出来て、この塩はどうすべきなのか?」
「全部商人に渡して。そうすると、ギルドレベルが上がるはずだよ」
「それでは、次に何を集めればいいのだ?」
「塩」
「また塩か、他にはないのか!?」

話はどんどんエスカレートしていく。
私は追いつけずに、肉まんやシュウマイ等買ってきた食べ物をほおばっている。
たっくんも飽きちゃったようで、一緒に食べ始めていた。

「装備、装備を作りたいのだ! もう塩ばかりは飽きたぞ!」
「んー、姉さんのレベルなら苺ミルクとかミカンジュースみたいな果物の飲み物系なら作れるかなー」
「それなら、それを作ればいいであろう。なのに、何故塩なのだ!」
「塩が一番需要あるからね、それに果物って入手が大変だし」
「どうやって手に入れるのかわからぬのか?」
「いや、ギルドルームに畑を作って無くてね」
「それなら、作ればいいであろう」
「畑を作るにも材料が居るんだよ。作れるのはクリエイターだけだから、どっちにしろレベルが足りない」
「また、塩なのか……」
「ま、当分塩だねー」

クロウが戻ろうと立ち上がるけど、たっくんは全然立たない。

「む、坊ちゃま。戻るぞ」
「えー、もう海水はいっぱいあるでしょー?」
「それでも、まだまだ使うぞ」

戻りたくない様子で、食べ終わった後も動こうとはしない。

「上げないと、何処も行けないけどー?」

世話役のルイの一言でやっと渋々動き出したものの、単調な作業というのはこの二人には結構きついみたいで。
私は好きなんだけどなぁ。

2人は、とぼとぼと首都のギルドルームに戻って行った。

「さ、俺等も行くって、ほら!」
「ん、そうするか。とりあえず、さっきのヴェネツィアマップでいい狩場があるみたいだから、俺等はそこに行く」
「まーた言ってる! なんでそうこだわるかなぁ?」
「小人数のほうが動きやすいんだ」
「ちょっとマジでさー、やましい事にお嬢様を巻き込むのやめてくんない?」

呆れた様子のルイに、エリさんは全然引く気は無い様子だけど……。
結局、リヒトさんとユリさんも皆で行こうと言ってたから、多数決で全員行動に決定。
ちょっと不満そうだったエリさんだけど、皆で行動のほうが危なくないと思うんだけどね。
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