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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
私は、エリさんにエスコートされながら歩くけれど、細い小道に行こうとしたり隙あらば、別なほうへ行こうとするから、結局ルイにエスコートされる形になった。

「お前っ、うちのお嬢様に何かすんのマジ止めろ!」
「チッ、余計な事を」
「……分りやすい」

こうした会話を聞いていると、知らない間に皆のペースに巻き込まれて自然と男性を拒否していた気持ちもなくなった。
あんなに嫌だと思っていたルイの事も何とも思わなくなってきてて……。
前は、こうやってエスコートされるだけでも嫌だったのに。

これが、慣れって奴なのかな?

「その清々しいばかりの下心、マジでどうにかしてくれない?」
「何の事だか」
「二人っきりになったら、何するかわかんないって。お嬢様、本当に気をつけてよ?」

そんな事はない。
だって、さっき2人きりになった時は狩場を探すだけで特に何もされなかったし。
服を着ていなくても、襲われる事はなかったよ。

「そんな事ないよ、さっき2人きりだったけど何もなかったし」
「ほら見ろ!」
「……もっと酷い。火傷してたの気が付かなかった」

その言葉を聞いて、私はしまったと内心焦った。

「何ソレ、もっとヤバい系じゃん!? 人のお嬢様に何やってんのさ!」

口調は軽いけど、ルイはかなり切れ気味。

「い、いや……、私は大丈夫だったじゃない」
「……服を着替えてる最中に呼び出されたから、服を着て無かった」
「おーまーえーはーッ!!」

ルイが本気で怒りそうな時だった。
すっとリヒトさんが間に入ってくれて、2人を宥める。

「本人が何もされてないって言ってるんだし、いいじゃないか。エリもあんまり勘ぐられるような事はしないでね、仕事に響くよ」
「ちっ、わかったよ」

流石、弁護士。
こういう事にも慣れているって感じがする。
いくつもの修羅場を潜ってきたんだろうなぁ……。
見た目に反して平和主義者だし、他人の事がないと自分の事は置き去りにするから、案外自己犠牲な人だと思う。
弁護士さんって、そんな人が多いのかな?

「ルイもそんなに粗探しないで」
「だってさー、アイツが!」
「だっても何もないでしょう? 自分だってたっくんにIDを作らせないようにしたりしてたじゃない」

それを言われると、ルイは言葉に詰まる。
ちょ、ちょっと言いすぎたかなと反省するものの、ルイは行動が極端なのが駄目。
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