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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「そうそう、三つ子のうち、長男の隼人が養子に出されたんだっけ」
その言葉を聞いて、頭が真っ白になる。
似てた似てたと思ってたけど、まさか……。
「……だから、ルイって隼人の事が嫌い」
「そうだったね、一人だけお坊ちゃまになって楽してるって言ってたなぁ」
気が付いた時には、城の中の縁側に座って雑談してた。
その雑談には、ルイは入ってなかったけど。
「ねぇ、望月家って何なの?」
「ああ、小さい会社を経営してるんだっけ。元々は姫ちゃんのお父さんと親友同士なんだよ」
だから……、だからこんな事になったんだ。
「しかも、隼人を養子にした後に男の子の子供が出来ちゃって。それで、隼人って望月隼人として生活しながら、天月家に頼るしかなかったんだ。アイツの実家って確か望月家のおばあちゃんが1人で住んでいた家だしね」
「そうなのだ。望月家の本当の実家には、隼人めの弟である祐人が住んでおる故、彼奴<あやつ>は本家に立ち入る事を許されなかったのだ」
「ねーねー、ケーキ食べたい!」
気が付けば、たっくんとクロウが服を和服に着替えて一緒に寛いでいて……。
ルイの姿は見えないけど、塩作りは続けていたみたいで、2人ともLv20くらいになってた。
「だから、クロウって彼氏さんと結婚できないんだね……って話じゃなくて! なんでここに?」
「少しくつろいでも良かろう?」
「ま、まぁ行く行くって言って全然行ってなかったし、何も言えないかも」
「ねーねー、お散歩したい! どっか遊びに行こうよ!」
そうして、外に出ると……、城の門の前ではルイがナンパをしていた。
……だから、戻ってこなかったんだとつい苦笑してしまう。
「ああ、そうだ。お前等だけで行ってこい。俺と姫はちょっと用事があるんだ」
「……また?」
「いや、買い物を済ませるだけだ」
「そう? なら、城のインテリアを配置しとくから、行ってきなよ」
「おう、悪いな」
それだけ言われると、私はエスコートされて歩き出した。
そういえば、縁側に座るようになったのもエリさんがそっちに誘導してたからだった気がする。
「ねぇ、何処行くの?」
「埋め合わせだ」
「埋め合わせ?」
「さっき、散々な目に合わせて、結局レベルは上がらなかっただろ?」
その言葉で、インキュバスとか火山地帯に行った事を思い出した。
「気にしなくてよかったのに」
その言葉を聞いて、頭が真っ白になる。
似てた似てたと思ってたけど、まさか……。
「……だから、ルイって隼人の事が嫌い」
「そうだったね、一人だけお坊ちゃまになって楽してるって言ってたなぁ」
気が付いた時には、城の中の縁側に座って雑談してた。
その雑談には、ルイは入ってなかったけど。
「ねぇ、望月家って何なの?」
「ああ、小さい会社を経営してるんだっけ。元々は姫ちゃんのお父さんと親友同士なんだよ」
だから……、だからこんな事になったんだ。
「しかも、隼人を養子にした後に男の子の子供が出来ちゃって。それで、隼人って望月隼人として生活しながら、天月家に頼るしかなかったんだ。アイツの実家って確か望月家のおばあちゃんが1人で住んでいた家だしね」
「そうなのだ。望月家の本当の実家には、隼人めの弟である祐人が住んでおる故、彼奴<あやつ>は本家に立ち入る事を許されなかったのだ」
「ねーねー、ケーキ食べたい!」
気が付けば、たっくんとクロウが服を和服に着替えて一緒に寛いでいて……。
ルイの姿は見えないけど、塩作りは続けていたみたいで、2人ともLv20くらいになってた。
「だから、クロウって彼氏さんと結婚できないんだね……って話じゃなくて! なんでここに?」
「少しくつろいでも良かろう?」
「ま、まぁ行く行くって言って全然行ってなかったし、何も言えないかも」
「ねーねー、お散歩したい! どっか遊びに行こうよ!」
そうして、外に出ると……、城の門の前ではルイがナンパをしていた。
……だから、戻ってこなかったんだとつい苦笑してしまう。
「ああ、そうだ。お前等だけで行ってこい。俺と姫はちょっと用事があるんだ」
「……また?」
「いや、買い物を済ませるだけだ」
「そう? なら、城のインテリアを配置しとくから、行ってきなよ」
「おう、悪いな」
それだけ言われると、私はエスコートされて歩き出した。
そういえば、縁側に座るようになったのもエリさんがそっちに誘導してたからだった気がする。
「ねぇ、何処行くの?」
「埋め合わせだ」
「埋め合わせ?」
「さっき、散々な目に合わせて、結局レベルは上がらなかっただろ?」
その言葉で、インキュバスとか火山地帯に行った事を思い出した。
「気にしなくてよかったのに」