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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「そういう訳にはいかないんだよ。さ、これに乗れ」
「何処行くの?」
「大体の情報は掴んでる。ヴェネツィアゾーンの辺りにレベルが低くて、インキュバス程度の経験値をくれる敵が居るんだ。今なら、皆レベル上げに必死になってるから、襲われる確率も低いと断言できる」
凄い、そんなところを知ってるなんて……!
感激しながら、私はレトロな列車に乗り込む。
「それなら、そこで一気にレベルが上がるんだね」
「そういう事だ。小人数で行くのは、経験値の分散を抑えるため」
「ヤだなー、それなら俺も連れてってくれたら済む話じゃん?」
笑顔で現れたのは、なんとナンパしていたはずのルイ。
ルイが現れると、エリさんの顔が一気に引きつった。
「お前、なんでここに!」
「二人だけでどっかに行くのがわかったから?」
ナンパに失敗したから、後をついてきたのかな?
成功してくれればよかったのに……、なんてちょっと残念に思ってしまう。
「大人しくナンパしとけばいいものを……」
「だーかーらー、下心見えみえな奴と二人っきりで行かせるワケないじゃん?」
爽やかに笑うルイだけど、ナンパしているルイが言える台詞でもない。
エリさんに関しては、呆れてしまってる。
だって、エリさんって本当に下心なんてないんだし。
「はぁ……、好きにしろ」
諦めたような様子で、エリさんは列車の一番後ろの車両に座る。
そこは、ほとんど透明なガラスでできているから、思う存分川を眺める事ができるとても風情のある列車だった。
「わー、すげーっ!!」
落ちそうになるくらい、ルイが列車から顔を出す。
そんなルイを見て、エリさんが頭を抱えた。
「これから、コイツは連れてきたくなかったんだ」
現に、他のお客さんからも注目を集めていて……、流石の私でも恥ずかしくなってくる。
こっちを見ては『川下りの人!』と言われてしまっていて……。
「ル、ルイ。もうちょっと落ち着いて……」
「だってさ、だってさー!! ほら、あそこの桜本当に綺麗っしょ!?」
子供のように無邪気にはしゃぐルイ。
最初は無邪気で可愛いなぁと思っていたけど、こうやって狭い中でやられると非常に他の人達の視線が痛い事に気が付いた。
「あー、もう! お前と同じ車両に乗ったのが間違いだった!」
「えー、エリつぃんちょっと冷たくなーい?」
「恥ずかしい奴!!」
「何処行くの?」
「大体の情報は掴んでる。ヴェネツィアゾーンの辺りにレベルが低くて、インキュバス程度の経験値をくれる敵が居るんだ。今なら、皆レベル上げに必死になってるから、襲われる確率も低いと断言できる」
凄い、そんなところを知ってるなんて……!
感激しながら、私はレトロな列車に乗り込む。
「それなら、そこで一気にレベルが上がるんだね」
「そういう事だ。小人数で行くのは、経験値の分散を抑えるため」
「ヤだなー、それなら俺も連れてってくれたら済む話じゃん?」
笑顔で現れたのは、なんとナンパしていたはずのルイ。
ルイが現れると、エリさんの顔が一気に引きつった。
「お前、なんでここに!」
「二人だけでどっかに行くのがわかったから?」
ナンパに失敗したから、後をついてきたのかな?
成功してくれればよかったのに……、なんてちょっと残念に思ってしまう。
「大人しくナンパしとけばいいものを……」
「だーかーらー、下心見えみえな奴と二人っきりで行かせるワケないじゃん?」
爽やかに笑うルイだけど、ナンパしているルイが言える台詞でもない。
エリさんに関しては、呆れてしまってる。
だって、エリさんって本当に下心なんてないんだし。
「はぁ……、好きにしろ」
諦めたような様子で、エリさんは列車の一番後ろの車両に座る。
そこは、ほとんど透明なガラスでできているから、思う存分川を眺める事ができるとても風情のある列車だった。
「わー、すげーっ!!」
落ちそうになるくらい、ルイが列車から顔を出す。
そんなルイを見て、エリさんが頭を抱えた。
「これから、コイツは連れてきたくなかったんだ」
現に、他のお客さんからも注目を集めていて……、流石の私でも恥ずかしくなってくる。
こっちを見ては『川下りの人!』と言われてしまっていて……。
「ル、ルイ。もうちょっと落ち着いて……」
「だってさ、だってさー!! ほら、あそこの桜本当に綺麗っしょ!?」
子供のように無邪気にはしゃぐルイ。
最初は無邪気で可愛いなぁと思っていたけど、こうやって狭い中でやられると非常に他の人達の視線が痛い事に気が付いた。
「あー、もう! お前と同じ車両に乗ったのが間違いだった!」
「えー、エリつぃんちょっと冷たくなーい?」
「恥ずかしい奴!!」