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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「ありがとうございます」
「ううん、解決できたみたいでよかった」

ふわり、と笑うとその子は踵を返して、仲間達の元へと走って行った。
そうして、私達は親切な人達のお陰でかかってくる電話なんか気にせずに散策する事ができた。

お城の中へと繋がる列は、物凄くて……、並んでいるだけで時間が過ぎちゃいそう。
それでも、景色は凄く可愛らしいから凄く楽しい!

「お、電話が鳴り止んだぞ。着信拒否にしたほうがいい」
「うん、早めにしておいたほうがいいかもね」

ユリさんとエリさんと、そして可哀想だけどたっくんの番号を着信拒否している最中に、メールが入っていたのを見た。
でも、中身は見ずにそのまま削除。
もう、仕事だけの関係でいいよね。
たっくんも大きくなったんだし、一緒に行動しなくていいと思うし。
やっぱり、男の子なんていらない。
女の子が一番理解してくれるし、一緒に居て楽しい。

一緒に居たいという人と居たほうがいい。
だから、さよなら。

「うーん、VIPID等は持っておらぬのか?」
「VIPIID? どうやって作るの?」
「うーむ、弟がやったから方法はわからんが……」
「やった事は見てた?」
「いや、私は誰にも会いたくなかった故、弟にしか会っていないぞ」
「そっか」

うーん、外に行けば睦月さんが居るんだろうか?

「少し待っててくれる? 睦月さんができるか聞いてくる」
「それなら、そこのベンチで頼む。ずっと背負っているのも怪しまれるのでな」
「そっか、わかった」

そう言われ、ベンチで横になると目を閉じる。
そして……。

気が付けば、ダイヴマシンの中に居て。
マシンの外に出れば、お邪魔虫達はまだダイヴマシンの中。
いいチャンスを生かす為に、足早で睦月の寝ていた部屋に向かった。
睦月にさっきの事を言っちゃうと、絶対仲を取り持とうとするから何も言わないようにして……。

部屋には居ると、暇そうにテレビを見ていた睦月が居た。

「あ、お嬢様! もうゲームは終わったんですか?」
「私だけ、ちょっと出かけようかなって」
「そうですか、車出しますね!」

睦月は、心なしか非常に嬉しそう。
だって、一人でずっとテレビを見てたんだもんね。
睦月の性格だから、のんびりプールで遊ぶ事もできないだろうし。

「何処に行かれます?」
「今のIDをVIPIDに変えたいんだけど、できないかな?」
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