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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「それなら、ID作成のカウンターに向かえば、係員の人が手続きをとってくれるはずです」
「必要な書類は?」
「坊ちゃまの時は、顔パスで作ってくれましたよ」
「そっか」

私も顔パスでいけるのかわかんないけど、とりあえず行って、必要な書類を集めよう。

「なら、睦月お願いね」
「はい、すぐにご用意しますので!」

たたたっと子犬のようにかけて行く睦月。
相変わらずだなーと思いつつ、その背中を見送った。

そうして、数分もしないうちにおじいちゃんがやってきた。

「おお、聖か。戻ったのか?」
「うん、ちょっと買い物に」
「そうか。そういえば、拓斗が少し金を使っていたが、聖は必要ないのか?」
「私は、自分のお金でどうにかなるよ」
「そうは言っても、ほとんど隼人君に渡してしまっただろう。お前の通帳はほとんど空っぽで、驚いてしまったわい」
「ごめんね、貯めるに貯めれなくて……」
「あんなに渡しておけば、十分だ。隼人君に渡した金は全て、隼人君の親から取り戻すように手続きをした」
「別に、いいのに」
「いや、父親の見栄の為に利用される必要もないだろう」
「そうとは言っても……」

その時、声を遮ったのはひんやりとした声の人だった。
これは……、柳と桜のお母さん……、椿さんだ。

「失礼ながら、お嬢様。隼人めも元々は召使です。身分相応の生活をできない人間は、それなりの対応をしますので」

それなら、あの自分勝手な執事をどうにかしてよ!
そう怒鳴りたかったけど、それができなくなってしまった。
何故なら……、目の前に大牙さんが立っていたから。

「あ、おじいちゃん。お金ありがとう!」
「また必要ならいつでも言いなさい」

大牙さんに追いつかれないように、私は足早にエレベーターに乗り込んで、閉じるを押した。
そして、上手く閉まった……、そう思った時……、扉の間に手が滑り込んできて、思わず悲鳴を上げる。
そうして、驚いている間に扉はこじ開けられ……、機嫌が悪そうな大牙さんが乗ってきたではないか。
凄く、凄く気まずいし空気が読めない人だし。
ここまでするって、まるで私が悪いみたいじゃない?

「ったく、酷い目に合った」

それだけ言うと、大牙さんは閉まるを押して……、そのまま無言で一回に到着。
いつも通りエスコートしようとするんだけど、体が自然と拒否ってしまう。
だって、だってねぇ?
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