この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
大牙さんの背中に密着するように抱きつくと、そのままバイクは走り出す。
睦月の姿が見えて……、泣きそうにおろおろとしてた。
帰ったら謝らないと……。

季節は、まだ肌寒い季節。
そんな時期にバイクで走るものだから……、凄く寒くて歯がかちかちと鳴る。
鳥肌が立ち、どうしようもなく寒くて辛かった。
車だったから、程々でも寒いなんて感じなかったからいいんだけど……、でも今は違う。
寒すぎて寒すぎて手が悴んでくる。
こんな時期にバイクで連れ出すなんて、本当に最低。

そうして、寒さに耐えて何分……、いや何時間立ったかなんてわからない。
見知らぬ道を走っていたから、何処に行っていたなんかわからずに見知らぬ場所に到着した。

そこは、よくわからないお店。
町はとても賑わっていて、人が多いお店っていうのは理解できる。

「ねぇ、ここから桜の病院に行くの?」
「病院は、帰りに連れてってやる」

その言葉を信じて、私はヘルメットを大牙さんに渡した。
エスコートされて店内に入ると、そこはお酒を飲んで酔っ払っている人が感じの人が多くて、非常にお酒臭い。

「酒は飲めるだろ?」
「まぁ、たしなむ程度には……」

この人は、一体何を考えているんだろう?
さっぱりわからない。

「おお、チビ助! 可愛いお嬢ちゃん連れてるねぇ? "コレ" かい?」
「まぁ、そんな感じだ。おじさん、個室といつものよろしくな」
「おう、任せとけ! 頑張れよー!」
コレ、と言って店主らしいおじさんは小指を立てる。
それの意味をわからずに、私は連れられるがままお店に入って行く。

慣れているお店らし8く、1人の定員の女の人に一声かければ、「左の部屋でお願いね」とだけ言われて、大牙さんも「ああ、わかった」とそれだけ言うと慣れたように歩き始めた。

「よく来るの?」
「ああ、家の近くにあるから、よく来るんだ」
「へぇー」

ここは、比較的ほとんど利用しない部類のお店。
だからこそ、ただお酒を飲むバーとは違う雰囲気に、ちょっと好奇心が沸いてくる。
お酒はあまり飲めないほうだけど……、軽く付き合う程度はできるから大丈夫だろう、そう軽く思ってしまっていた。
大牙さんから勧められるお酒を断れないで飲んでいくうちに、自分の体の自由が利かなくなり、彼の膝の上でいいようにされはじめて、やっと自分がいかに世間知らずだったかを実感する。
/160ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ