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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
暫く身を潜めて聞いていると、悲鳴が混じるような声を聞こえてきていて……。
そして、その声には聞き覚えがあった。

そう、隼人君と始めてした時の状況に良く似ている。
ドアを少しだけ開けて、そーっと覗いて見ると、頬を紅潮させて色っぽい表情をしている大牙さんの姿。
下半身は脱いでおり、大牙さんのアレは大きく自己主張をしているかのようで……。
しきりに、パソコンを見ながら自分自身のモノを扱いている。

『や、止めて……、痛っ!!』
『いやぁ~、痛っ!! もうヤダ!!』

どう聞いても、私の声で……。
噂を聞くと、隼人君があの時の映像をビデオで撮って流したと聞いたけど……。
大牙さん!?

顔が真っ青になりながら、本当にあの時の映像なのかと覗こうとした、その時だった。
ドアが軋みながら開く音がして、慌てた様子の大牙さんがこちらを見る。
そうして、目が合ってしまった。
ひ、非常に気まずい。
人様の一人エッチ風景を覗き見だなんて、本当はしちゃいけないのに。
でも、オカズの内容が気になってしまう。

「あああああ、こ、これはッ!! その……」

さっきまでとは一気に変わり、大牙さんは慌ててズボンを着た。
もちろん、パソコンの音声は止めたみたいで……、ご丁寧に正座している。
顔は真っ青になり、冷や汗だらだらな状態。

「ご、ごめんね……、見ちゃって……」
「い、いや……、気にするな……」

画面の中が気になって、歩み寄ると慌てて大牙さんは画面を隠すように、画面に抱き付いた。

「き、気になるの……。見せてくれない?」
「お、お願いだから見るな!」

大牙さんは泣きそうになりながら、首を左右に振る。
あの時の事は嫌だけど、もう長い月日が立っているから傷は癒えている。
でも、本当に私なのか……、そこが気になってしまって。

「す、少しだけ……」
「お、女が見る内容じゃないって!!」

悲痛な大牙さんの毛日を無視して、私は大牙さんを引っぺがした。
そして……、私が泣きながらバックで突かれている所が画面に写りだされる。
……ああ、やっぱり私だ。

さっきの艶やかな喘ぎ声は、当時隼人君が付き合っていた女の子。
隼人君に振られた事を理由に、自殺しちゃった私のお友達。
だから、彼女の顔が見たくて再生を巻き戻す。

暫くして、懐かしいあの子が当時のまま映し出された。
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