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ラブ❤ゲー!
第8章 休憩してあげる
「まぁな。リヒトは、ヤった後にお前を追い出す気満々だったし」
「ユリさんは?」
「アイツは事無かれ主義だから、強い奴に従うんだ」
「へーって事は、リヒトさんには邪魔がられてたのかもね」
「あー、アイツはしょうがない。職業柄人情とかを排除しないといけないし」

やっぱり、リヒトさんって見た目通り怖い人なのかも。
あれが、仮面を被るって奴なのかな?

「ルイの奴が、結構誰とでも仲良くしたがるから、最初に追い出したんだ」

そういう事だったんだ。
という事は、今までヤりすてられていた人達の事も、全て知らないんだね。

「それで、なんでまた急に話す気になったの?」
「いや、別に……? やっぱ、金持ってる人間って馬鹿ばっかりだなって思って」

あざ笑うかのように、大牙さんが私を見つめてくる。
ああ、やっぱり。
この人もやっぱり、見た目通り女の人に慣れてたんだ。
食べなかったのは、たぶん私を睨ませると自分の昇進に関わるから。

大牙さんなりの、警告なんだと思う。
これ以上、自分達に近づくなっていう。
気持ち的にも近くなりすぎたから、だから警告って感じかもしれない。
そうじゃないと、やっぱり女の子達に引き止められていた時に、助けてくれていたはず。

「そうなんだ。それで、居酒屋つれてきて簡単に食えると思ったんだ?」
「まぁ、そういう事。簡単にお持ち帰りできて楽だったぞ」
「そう」

心が引き裂かれたように、辛い。
泣きそうになる心を叱咤して、私は携帯で睦月に電話する。
ここは、何処だかわからない。

「そういえば、手は出してないよね」
「まぁ、出そうと思ってる前に起きたしな」
「よかった、のんびりビデオ見ててくれて」

電話をかけてもかけても通じなくて……、私はふと疑問を感じた。
やけに、胸騒ぎがした。

そうして……、外へと通じるらしい扉のドアが開いて、見慣れた男の人が登場した。

「よお、会いたかったぜー。俺の聖」

望月隼人、会いたくなかったアイツだ。
ああ、やっと信じられる人達に出会えた……、そう思ったのに。
彼等もまた、隼人君の仲間だったんだ。
そう、思うと急に力が無くなって、そのまま地面にへたり込む。

「可愛がってやってたのに、このザマだもんなぁ? ちょっと、躾が足りなかったか?」

にやけながら、隼人君が私に近づいてきた。
全てを諦めた時にガラスの割れた音がして。
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