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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
「う、うわぁぁぁっ!!」
アーチャーさんは驚いて逃げ始めた。
それなのに、どんどんアコライトさん達は追いかけて行く。
他にもナイトさんがこちらを見ていたんだけど、さっきの騒動で青い顔をしてそそくさと逃げちゃった。

「な、なんか……ここで募集するの無理だよねぇ」
「う、うん……別な場所探そうかなぁ」

隣に立っていた男のアコライトさんが苦笑しながら話しかけてくれた。
私も、たぶん無理だと思う。
酒場のお姉さんに聞いてみよう、そうしよう。

外のほうに出てみれば、さっき追いかけられていたアーチャーさんとこちらを見ていたナイトさんがPTを組んでた。
その側には、おっとりした美人なアコライトさんがはにかみながら立っていて。
……でも、あの人凄い形相でアーチャーさんを追いかけ始めた人だよね。
しかも、私が近くに来た時に睨み付けた人!!
容姿は、何処かで見た事あるような?
……誰かに似ている。

首を傾げながら見ていると、アコライトさんと目が合った。
すると……、凄い得意げに私のほうを見たんだ。
な、なんていうか悪女がしそうな笑顔で。
同性が絡むと性格を変える古典的なパターンだよねと静かに分析。
アーチャーさんはナイトさんとお話で盛り上がってる。
一緒のパーティーなら加わって話せばいいのに。
なんか、ここに影置いときまーすって感じの子だよね。

実の所、私の弟にも友達が居ない。
……もしかすると、ああやって影置いときますって感じの子だったりするのかも。
親戚でも仲良い人が居ないと全然反応しないし。
私が挨拶したらする感じ?
積極的に喋ろうとしない。
そういう人慣れしてなさそうな所が王子様っぽいとか言われるけど、そうなのかなー?
仲良くなったら誰でも大切にする子だけど、私の友人曰く仲良くなるまでが苦労するってさ。
友人が私と居る時にめっちゃ愛想振りまいてやっと仲良く話してくれるようになった、そういってた。

……でも、そのたっくんでも流石にああいう感じで笑う事はしないよね。
もしかしたら、弟補正が入っているかもしれない。

だって、ずっとずっとひよこみたいに「おねえちゃん、おねえちゃん」って私の後をついてきたそんな弟だ。
可愛くない筈がない。
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