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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
とりあえず、あれは弟じゃない。
……嫌、弟であってほしくない。

そうだな、しいて言えばさっきのアコライトの男の子って何処かたっくんに似てた。
でも決定的に違う所がある。
たっくんは、知らない人には絶対に話しかけられないんだ。
そう考えてみると、さっきのパーティーを組んでいたアコライトさんも違う。
たっくんは、知らない人に反応すらしない。
そのおかげで、クールでカッコイイっていうイメージがついてるんだ。

そう思ったら、なんかスッキリした。
とりあえず、酒場に行かないと!!

意気揚々と歩いて行くと、なかなか酒場が見当たらない。
そういえば酒場がわからなくなってあそこに行ったんだっけ?
後ろを振り返って転職場に戻って道を聞こう、そう思ったけど……。
何処をどう行ったら、転職場に戻れるのかすらわからない。

ここは、色んな人達が道端で露天をしているストリート。
さっきも通った気がする!!
ここを真っ直ぐ行けば、たぶん酒場は転職場につくはずなんだ。
自分の方向感を信じて歩き出した!!
歩き出した、歩き出した……。
歩いても歩いても歩いても歩いても、同じ露天場が広がるだけでぜんっぜん酒場にも転職場にもつかないの。

なんで、なんで!?
そういえば、ナビがあったんだ!!

慌てて私はナビを探る。
ナビには地図が表示されていて、そこにはなんと転職場も酒場も載ってない!!
ただドーナツみたいな道が載ってて全部露天する場所って書いてあるだけ。

どういう事!?
どうやって帰ればいいの!?

訳がわかんなくて、泣きそうになりつつ辺りを見渡す。
誰かに話しかけて道を聞かなくちゃ!!

そんな事を考えていると、いかにも強そうな装備をつけてる男のトリオが隣を通り過ぎた。
ラッキー、強いだろうし酒場じゃなくてパーティーを募集する場所まで教えて貰えたり!?
これでレベルアップ間違いなし、友達も出来てもしかすると親友とか相棒も出来たりして!
青い髪の女のナイトさんとコンビを組んで、でーっかいボスを倒して!!
敵が多い所に颯爽と女シーフさんが隠れながら逃げ出す道を探してくれたりとか!!

女ばかりになってるのは、元彼が浮気して別れた後から、男友達すらいらないってなったせい。
彼氏はいらない、男友達もいらない。
女友達だけのほうが楽しいし、裏切るような奴に最初から期待して何がいいんだか。
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