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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
たぶん、私が男だったら女友達や彼女は作らない。
異性っていうのが問題なんだと思う。

そんな事を考えているうちに、さっきのトリオはどんどん遠ざかって行く。
やばい、さっさと道聞かないと。

「あ、あのー、すみません。道を聞いていいですか?」

小走りに走って行くと、後ろを振り向いたのは……。

大きな剣を背負って、プラチナブロンドの短髪をワイルドにはねさせて、黒いコートを着た目つきの鋭い、狼みたいな人。
そう、一匹狼とか俺様っぽい雰囲気が元彼に似てて、私の全神経がサイレンを鳴らす。
とりあえず、道を聞くだけだしね。

「酒場に行きたいんですけど、どう行ったらいいんですか?」
「ふふっ、迷っちゃった?」

優しそうに微笑むのは、ハニーブロンドの髪に青い目の王子様っぽい感じの人。
銀色の羽がモチーフの杖はとっても綺麗。

「はい、迷っちゃいまして……。
つ、ついでにパーティーを募集する場所も聞いていいですか?」

私は、あくまでも後ろの剣を持った人に聞いたわけじゃない。
王子様っぽい人に聞いたのに、いきなり剣を持った人は私の手を取って歩き出した。

「おい、行くぞ」
「あの、いや! 道を教えてもらうだけで!」
「聞いても迷うだろ、ありがたく思え」

それだけ言うと、私の手をひっぱってぐんぐん歩き出した。
それでも、私の歩幅に合わせて歩いてくれてる。
エスコート慣れって奴なのかも。
さりげなく、さっきの王子様が私の隣に並んで腰に手を回してくる。
なんだろう、ヤバイ気がする。

「あの、ここまでくればもう大丈夫なんで……」
「本当に大丈夫? ここって何処だかわかってる?」

そう言われ、私は周りを見渡す。
雰囲気的に酒場の近くじゃない?

「酒場の近くでしょ?」
「全然違うよ、正反対のほう」

え、嘘!

「パーティー組みたいんでしょ?」
「あ、は、はい」

そっか、パーティー組む場所を教えてくれたんだ。
案外いい人達なのかな?

「ちょっと特殊なんだけど、よく上がるレベ上げ方法があるんだよ。
それがあれば、俺達とすぐにパーティー組めるしさ」

優しそうな笑顔で私の髪を撫でてくるのは王子様。
最後の1人は弓を背負ってる。
ただただ無言で後ろについてくるけど、ナビをずーっと弄ってる。

雰囲気的に優しいけどこれ、ちょっとヤバくない?
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