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ラブ❤ゲー!
第9章 婚約してあげる
外に出て、さぁ続きを見よう! と意気込んでたら大牙が壁に体を預けてカッコ付けながら立ってた。

やっぱ、大牙ってかなりナルシーだよねー。
カッコつけるの好きみたいだし。
細かい所でちょこちょことカッコつけてる気がする。
僕と同じ身長の男がやっても笑えてただけだったけど。

「おー、弟。もう終わったぞ?」
「なんだー、バレてたんだ」
「当たり前。俺の仕事を何だと思ってる?」

そういえば、刑事さんだっけ。
刑事さんなら、こういう事には敏感そうだなー。
あれ? って事は、気づきながらも続けてたんだ。
結構大胆なトコあるー!
お姉ちゃんが知ったら、恥ずかしすぎてどうにかなってそうだなぁ。

「で、何か進展でもあったのー?」
「ああ、それそれ。結婚する事にしたから」
「ふぇ!?」

驚いて、目を見開くと大牙は嬉しそうに笑った。
僕がこういう顔をするのは計算済みって感じみたい。
こういう性格も嫌いじゃないけど、たぶん話は他にもある。

「仮だけどな?」

ほら、やっぱり。

バレたから、大牙の横に立つけど……、本当に身長は変わらないなーって思う。

「で、これから俺の偽者はいっぱい出てくるから、俺は当分部屋から出ないし、アイツの側からも離れない事になった」
「あー、それでさっきの台詞になったんだ」
「そういう事」

にんまりと笑う大牙だけど、コイツ絶対事件が終わったらそのままゴールインとか狙ってそう。

「お姉ちゃんの何処が好きなの?」
「太ももと尻。後性格」

コイツ、結構な変態さんだ!

「ねー、絶対性格って後付けじゃない?」
「失礼な奴だなー。知り合ってからは性格が好きで落とそうと思ったんだぞ?」
「えー、うっそだー!」
「本当だっつの」
「それで、知り合う前って何処でお姉ちゃんを見たの?」
「ああ、昔何度かパーティーの護衛をしてたから」
「へー」

そういえば、今回お姉ちゃんの護衛を任されるレベルの刑事さんならそういうパーティーでお仕事してても可笑しくないよね。

「あれ? でもよくそんな所に目がいったよね」
「ああ、それか。ミニスカタイプのドレスを着てた時期があっただろ?」

そういえば、隼人の奴もお姉ちゃんの太ももが好きだったっぽくて、太ももがでやすいドレスを着せてたなぁとか思い出した。
でも、他の男の目が気になりだして止めさせたんだっけ。
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