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ラブ❤ゲー!
第9章 婚約してあげる
お人形にしやすい都合のいい女。
そういう理由で、お姉ちゃんがモテてたのはナイショ。

だって、大牙も同じ感じだったら失望しちゃうしね?
実際、僕はまだコイツを信用したワケじゃない。
一番マシっていうのと、どういう人間かわかってないから。

だから、僕はあえて何も言わない。
まぁ、一番は柳の事があったからだけどね。

「あの時の服が一番似合ってたのにもったいない」
「隼人が男の目が気になりだして、止めさせたんだよ」
「服まで男が選ぶのかよ。自分で選べばいいのに、面倒臭い」

わかってないな、コイツ。
選ばせてもらえないだけなのに。
ちょっとイラッとしちゃって、僕は部屋に戻ろうと思った。

だって、大牙のコト飽きちゃったもん。
柳にはっぱかけて頑張ってもらわないとね?

「あ、弟。何処行くんだ? 聞きたい事があるんだけど」
「なーに?」
「柳の様子は大丈夫か? アイツって、時々危ない事するから心配で」
「だいじょーぶ、僕の部屋でのんびりしてるよー!」

だから、僕は嘘を付いた。
わかってない大牙より、わかってる柳のほうがいいに決まってるもんねーだ。
そうと決まれば、部屋に戻ろうとしたら、僕の護衛だとかいう蒼が来た。

僕、コイツ大嫌い。
殆ど喋らないし、ずっと側に居るだけだし本当にうざったい。
睦月だけで十分だって言ってんのに、誰もわかってくれない!

あー、本当に嫌になっちゃう。
睦月さえゲームができれば、こんな奴等切っちゃうのに。

せっかく撒いたと思ったのに。

「……居た」
「あ、お前! 一緒に居ないと思ったら、護衛対象とはぐれてたのか。しょうがない奴だな」
「……ごめんなさい」
「弟も、側に居させてやれよ。何か事件があったって知らないぞ」
「大丈夫、睦月が居るし!」

睦月さえ居れば、大丈夫だもんねーだ。
蒼なんかに何が出来るって言うの?
睦月は、僕の執事だよ。
何だってできるんだよ?
それなのに、今更護衛なんて馬鹿みたい。

「むーつきー! 出かけるよー!」
「待って、すぐに支度するから」

ったくもー、睦月ってば準備してるとコイツを撒くタイミングがなくなっちゃうじゃん。
上手くやらないと、大牙もうるさいし、本当に大変なんだよ?

寂しそうな顔をしている蒼だけど、そんなの気にしない。
だって、僕は睦月以外いらないもーん。

柳は、桜ちゃんの弟だから特別。
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