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ラブ❤ゲー!
第9章 婚約してあげる
部屋に戻ったら、椿のリサイタルが開かれてた。
椿って本当に面倒だよね。

「柳、何故貴方はあんな行動をしたのですか!?」
「お、お嬢様とチビが付き合ってたから……」
「貴方とお嬢様の関係は!? 何か言える立場ですか!?」
「言えないから、ずっと側で見守ってたんじゃないですか!!」

やっぱ親子だよね。
柳ってば椿さんの血ばっかり受け継いでる気がする。
どんな時でもひるまなくて説教臭いっていうか。

まぁ、別に柳だし。
自業自得なんだけど言い返してる時点で助ける気も起きないや。
「見守ってた!? 邪魔ばっかりしていたの間違いでは!?」
「はぁ!? 黙って聞いてりゃ……!! そもそも、護衛対象に手ぇ出すってどういう事なワケ!?」
「なんですって!? まだ結婚もしていないのに手を出したんですか!?」
「あー、いや。そんな事は一切してないぞ」
「う、うん。私は何もされてないよ……」
「ゲームで手ェ出してただろ!?」

それを聞いて、2人はひるんだ。
以外と大牙って手が早いんだね。
でも、ゲームの中でできるのかー。
僕も、ちょっとカッコイイ男に変わって、ゲームで堪能しちゃおうかな……。

「た、拓……。何変な事考えてるのかな? そんな事より、助けてあげれないの?」
「うーん、でもこっちに話が来ると面倒だしなー」

ゲームの情報も色々聞けるし、面倒だし別にいいやーって感じ。
だって、椿に関わりたくないもん。

そんな僕に諦めたのは、睦月は自分で口を開いた。
「貴方、お嬢様をどんなに大切に育てたと……! それなのに!!」
「ま、待ってよ。助けてくれてる恩人のような人にそんな言い方……」

その時、椿さんはすぐに睦月のほうへとターゲットを変えてくる。

「そもそも、睦月!! 貴方が馬鹿をするからこんな事に……」
「うっ……」

何なの?
睦月はただ利用されただけなのに、ムカツク。
椿なんて大嫌い。

「椿さ」
「拓斗坊ちゃま、そもそも貴方は!!」

僕が一言口を開けば、すぐに攻撃は僕のほうに。
でも、こんな事くらいで負ける僕じゃないし。

「椿って、本当に自分よがりだよね」
「なんですって!?」
「いくら急用でも、椿が喋ってる最中に口を開けば怒ってた癖に」
「そんなの、当たり前じゃないですか!!」
「じゃあ、僕がさっきお喋りを中断させられたのは? 椿だけやっていいの?」
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