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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
周囲に人は多い。
しかし、周囲の人達は私達を見ている様子はなく……、非常に気持ち悪い。
その時、露天のお兄さんと目が合って微笑みかけられた。

「嬢ちゃん、ゲーム始めて間もないんか?」
「あ、は、はい」
「んじゃ、これやるわ」

そう言われ、差し出されたのは皮で出来たゴーグル。
昔のパイロットがつけていそうな感じの奴だ。
特に変わった様子はない。

「それ、装備してみ? 何が原因なのか手っ取り早くわかるで」
「これを……?」

何も変わった所はなさそうなのに。
思い立って装備してみると……、私達の後ろのほうに、逃げる人物が1人居た。
その人は、今まで見えなかった人。
これは……?

「あれは、シーフだよ。シーフって姿を見えなくするスキルが使えるんだ」
「それで……」

私は、露天のお兄さんにお礼を言うと、お兄さんは爽やかに笑った。
褐色肌に黒い髪の人のよさそうなお兄さんだった。
これは、見えない人を見えるようにする不思議なゴーグル。
ずっと装備したまま歩いていると、露天の後ろに潜んでいる人とかを見つける。

後ろの人をじーっと見ていると、その前にいる露天中のお姉さんが不思議そうに首をかしげた。

「後ろに怪し気な人が居ますよ」

すると、お姉さんは慌てて可愛らしいピンク縁の眼鏡をつける。

「ホンマや、おおきにな」

お姉さんは笑いながら、近くにあった箒で相手を追い払っていた。

……なんだか、面白いかも。
アコライトの服とは似合ってないけれど、このゴーグルはずっとつけていたほうがいいかも。
でも、あのお姉さんの眼鏡も似たような感じみたい。
そのうち、お金を貯めたらああいう可愛い奴にしよう、そう心に決めた。

「それは、炙り出し効果の付いたゴーグルなんだよ。装備をナビにかざすと、ナビに効果が表示されるからね」
「へー」

言われた通りにやってみると

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   古いゴーグル
種類 眼鏡
装備可能 全職
装備可能Lv Lv1
防御 0
効果 炙り出し
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言われた効果が表示された。
これ1つ覚えるだけで、次からお買い物の時にも便利かも。
そう思うと、少しだけ嬉しくなって、またゴーグルをつけて怪しい人探しを始めた。
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